新生児のお腹がぎゅるぎゅる鳴るのは気にしなくていい?
新生児のお腹がぎゅるぎゅる鳴ることは、問題なく健康な場合と症状によっては心配な場合があります。不安を感じる場合は、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
問題なく健康な場合は、時間が経つとぎゅるぎゅると鳴らなくなることが多いです。新生児のお腹が張っていて苦しそうな場合は、解決に努めるといいでしょう。
赤ちゃんの体調不良に繋がる場合もあるため、気をつけてあげてください。
新生児のお腹が鳴るときの原因
新生児のお腹がぎゅるぎゅると鳴るときの原因は、赤ちゃんが母乳やミルクを消化するために胃腸が活動を始めたことによって溜まっていたガスが動き出すからといわれています。
さらに新生児はもともとガスが溜まりやすいため、大人よりもぎゅるぎゅると鳴る場合が多いです。
新生児が排便が少なかったり、排便時に苦しむ様子が見られた場合は、新生児が便秘だったり、腸の動きが鈍くなっている可能性が高いでしょう。
新生児の腸内の状態
新生児の腸内は、ガスがたまりやすいといわれています。さらに新生児が便秘になっていたり、おならが臭くなっていたりする場合は、新生児の腸内の悪玉菌が優勢になっていて異常発酵によってガスがたまっている可能性があります。
もともと人は、母体の胎内にいる場合は無菌の状態で過ごしています。その後生まれて5日目頃にはビフィズス菌が最優勢になり、離乳食を食べるころに新生児の腸内は大人の腸内に近づいていきます。
新生児のお腹がぎゅるぎゅる鳴るときの対処法7選
ここからは、新生児のお腹がぎゅるぎゅる鳴るときの対処法を7つ紹介していきます。ぎゅるぎゅる鳴ることが多い場合は、気をつけてあげてください。
またお腹が空いている可能性もあるため、新生児のお腹がぎゅるぎゅる鳴るときは満腹時なのか空腹時なのかを見極めることが大切です。
対処方法を試してみても頻繁に新生児のお腹がぎゅるぎゅる鳴るときは、迷わずかかりつけ医に行くことをおすすめします。
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法1:食品に気を付ける
新生児のお腹がぎゅるぎゅる鳴るときは、新生児に与える母乳やミルクに気をつけましょう。便秘でぎゅるぎゅる鳴るときは、水分不足になっている場合もあります。
そのため、ミルクの場合は哺乳瓶の規定量をしっかり飲んでいるかどうかを確認するといいでしょう。
さらに母乳の場合は、授乳前後の赤ちゃんの体重を計測することで1回哺乳量を測ったり、産婦人科で数日間の赤ちゃんの体重の増えを測ったりすることで必要な母乳量が飲めているのか判断することも出来ます。
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法2:げっぷを出す
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法の2つ目は、げっぷを出すことです。げっぷを出すことでお腹が鳴ることを予防できるといわれています。
げっぷは赤ちゃんを縦抱きにして、新生児の背中を下から上へさすっていきます。時間は、5分程度にして強くたたき過ぎないように意識するといいでしょう。
げっぷが出なくともおならとして排出される空気もありますので、こだわり過ぎないことも大切です。
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法3:マッサージをする
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法の3つ目は、マッサージをすることです。優しくお腹のマッサージをすることで、腸内を活性化していきましょう。
新生児から大人まで活用できるおすすめのマッサージは、のを書くように手のひらでマッサージすることです。
新生児が便秘の場合は、やさしく綿棒浣腸をすることもよいでしょう。のの字マッサージと組み合わせて使うことがおすすめです。
満腹のときは避けよう
マッサージを行う場合、満腹のときは避けるようにしましょう。満腹のときは、嘔吐してしまう可能性があります。
さらに空腹時も新生児がマッサージに集中できないこともあるため、避けるようにしてください。マッサージを行う場合は、授乳後1時間程度開けて行うことがベストです。
その他、機嫌が悪いときや体調がいまいちな時のマッサージは避けるようにしましょう。
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法4:体操を行う
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法の4つ目は、体操を行うこともおすすめです。ぎゅるぎゅる鳴ることが多い大人は座っていることが多く、胃腸が圧迫されている状態が長いため、体内の空気の巡りが悪くなっている可能性があります。
ただし新生児は、自分で体を動かすことはできません。そのためベビーマッサージをしたり、月齢に合わせて手足を動かしてあげるなど周りの大人が工夫する必要があります。
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法5:排便の回数と状態をチェックする
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法の5つ目は、排便の回数と状態をチェックすることです。排便の回数と状態をチェックすることで、新生児が便秘なのかどうかを確認できます。
排便は、ミルクや母乳かどうかで回数が異なります。ミルクの赤ちゃんは、排便の回数が母乳の赤ちゃんに比べて少ないことが多いですが、基本的に母乳でもミルクでも毎日1回以上の排便が必要と言われています。
不安を感じる場合は、排便回数をメモしてかかりつけ医に相談することがおすすめです。
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法6:全身状態をチェックする
ぎゅるぎゅる鳴るときには、お腹だけでなく新生児の全身状態をチェックすることもよいでしょう。食欲があるかどうかや体温を測って高くないかなどをチェックしていきましょう。
新生児に熱があり不機嫌で体調が悪そうであれば、かかりつけ医に相談して診察を受けることをおすすめします。特に問題がなさそうであれば、マッサージやげっぷなどをもう少し試してみるとよいでしょう。
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法7:脱水症状を防ぐ
ぎゅるぎゅる鳴るときの予防法の7つ目は、脱水症状を防ぐことです。新生児は脱水しやすいといわれているため、保護者が十分管理してあげる必要があります。
新生児は、下痢や嘔吐が続けば簡単に脱水してしまいます。新生児のお腹がぎゅるぎゅる鳴るときはお腹の調子がいまいちの可能性が高いため、水分をしっかり与えることを意識しましょう。
新生児が下痢でお腹がぎゅるぎゅる鳴るときの注意点3つ
新生児が下痢でお腹がぎゅるぎゅる鳴る時は、便秘でおなかが鳴る時とは異なる対処方法があります。下痢が続いて心配という保護者は、ぜひ参考にしてみてください。
不安がある場合は、一人で抱え込まずに専門機関に相談するようにしましょう。
ぎゅるぎゅる鳴るときの注意点1:おむつの替え方
下痢の場合、腸液が出ているので肌トラブルを起こしやすいため、普段よりもオムツを頻繁に替えるようにしましょう。気づかないうちにうんちが出ていることもあるため、こまめにチェックしてあげましょう。
おしりが赤い場合は、シャワーや洗面器で丁寧に洗い流してあげることをおすすめします。
ぎゅるぎゅる鳴るときの注意点2:おむつの処理の仕方
おむつは、密封して捨てましょう。おむつには、目には見えないウィルスや細菌が含まれている可能性があります。
またおむつを取り扱った保護者は、手を入念に洗って自身への感染を防ぐことを意識してください。2次感染を防ぐことは、家族が元気に過ごすことに繋がるでしょう。
ぎゅるぎゅる鳴るときの注意点3:症状を医師に伝える場合
症状を医師に伝える場合は、上手く言葉で伝えられないこともあるので下痢の写真を撮って見せることも有効的です。
また下痢はいつからスタートしているのかを聞かれる場合が多いため、新生児の下痢が気になった保護者は記録を付けておくこともおすすめです。
新生児のお腹の状態をチェックしよう
新生児のお腹のぎゅるぎゅるにはいくつかの理由があることがわかりました。
病気の可能性がないか新生児は話すことができないため、保護者が丁寧にお腹の状態をチェックする必要があります。
新生児のお腹が頻繁にぎゅるぎゅる鳴る場合は、マッサージをしてあげたりげっぷをしっかりと出させるようにして赤ちゃんの成長を見守りましょう。