赤ちゃんの寝返りはいつ始まる?寝返り練習の手順5つをご紹介!

赤ちゃんの寝返りはなぜ重要?

赤ちゃんの寝返りが大事だと言われる理由は、その後の発達の土台になると考えられているからです。赤ちゃんは、寝返りをすることによって座ったり、歩いたりするための体の機能の姿勢コントロールを学んでいます。


寝返りは、全ての動作のベースとなる動きです。ただし寝返りの取得には個人差があります。また、寝返りをしないままお座りできる子もいますので、焦らずおおらかな気持ちで赤ちゃんを見守ることも大切です。

いつ始まっても大丈夫な寝返りの基礎知識3つ

ここからは、いつ始まっても大丈夫な寝返りの基礎知識を3つ紹介していきます。初めての子育てで寝返りに関して不安を感じている場合は、ぜひ参考にしてみてください。


初めての寝返りを撮影したいと考えている場合は、赤ちゃんの寝返りがいつ始まるのか知っておくと準備もできます。


寝返りや赤ちゃんの成長には個人差があるため、基礎知識通りに進んでいなくても神経質にならなくても大丈夫です。

寝返りの基礎知識1:寝返りはいつ始まる?

寝返りはいつ始まるかは、4か月から6か月の間という場合が多いです。また7か月頃になると90%の赤ちゃんが寝がえりできるようになると言われています。


ただし寝返りがいつできるかは、個人差がありますので、もう少し早くできる赤ちゃんもいれば、寝返りをしないまま次のお座りができる子もいます。


寝返りができないことがとても心配という場合は、保健センターに相談して話を聞いてもらうこともおすすめです。

寝返りの基礎知識2:寝返りのタイミング

寝返りのタイミングは、外の様子が気になって体をよじったり、足を持ち上げたりするという場合が多いです。ただし寝返りのタイミングは、赤ちゃんによって異なります。


赤ちゃんが寝返りをしようというタイミングの時に、おもちゃで赤ちゃんの関心を引いたり、お尻を押してサポートをしてあげることもおすすめです。


さらにタイミングは起きている場合と寝ている場合で違いますので、それぞれを詳しく紹介していきます。

起きている場合

赤ちゃんが起きている時は、足を持ち上げ足をつかんだタイミングや体を動かしてまで何かが見たいという気持ちが芽生えたタイミングなどです。体をひねるような姿勢が見られたら、寝返りをするタイミングをうかがっている可能性もあります。

寝ている場合

寝ている場合は、夢を見た影響で寝返りをすることがあります。ただ寝ている状態で寝返りをしてしまうと、横向きになったり、うつ伏せになって動けなくなったりして危険な場合もあります。


寝ている状態でも寝返りしそうな月齢の場合は、周りにおもちゃを置き過ぎないようにして安全に寝返りできるようにしておきましょう。


また寝ている時もこまめに赤ちゃんの様子を確認して、適宜体勢を直してあげることがおすすめです。

寝返りの基礎知識3:寝返りが遅い原因

寝返りが遅い原因は、いろいろな理由が考えられます。赤ちゃんの成長には個人差があります。


生後8ヶ月で寝返りはしないものの、先にハイハイを覚えたり、1歳を超えて問題なく歩き始めたという子もいます。さらに赤ちゃん自体が、うつぶせの姿勢が嫌いだったり、体を動かしてまで見たいものがないと考えているケースもあります。


以下に一般的に考えられる原因を紹介していきますので、参考にしてみてください。

体が大きい

赤ちゃんの寝返りが遅い原因で多い理由の1つ目は、体が大きいことです。体が大きい赤ちゃんは、体を動かすことが苦手でいつまでたっても寝返りをしないということも少なくありません。


身体が重たいと大人でも体を動かすことが大変ですが、体が大きい赤ちゃんも寝返りをして体を動かすことは難しいです。標準より太り気味だという赤ちゃんの場合は、いつかは寝返りするだろうというおおらかな気持ちで見守っておきましょう。

厚着している

厚着をしている場合は、寝返りが遅い原因になることがあります。厚着や窮屈な服は、赤ちゃんが動きにくい原因でもあります。


ただし寝返りを早く見たいからと言って、寒い季節に薄着をすることはおすすめできません。いつか寝返りはしてくれるだろうという気持ちで、その時にふさわしい服装をしてあげるといいでしょう。


春になって自然に薄着になれば、寝返りをしたという場合も多いです。

赤ちゃんの寝返り練習の手順5つ

ここからは、赤ちゃんの寝返り練習の手順を5つ紹介していきます。赤ちゃんの寝返りしそうだというタイミングで、赤ちゃんのお手伝いをしてあげましょう。


赤ちゃんがいつ寝返りするのか気になるという保護者は、赤ちゃんの様子を見ながら実践してあげてください。ただし、無理は禁物です。いつかできるようになるといいなという気持ちで一緒に練習を重ねていくといいでしょう。

寝返り練習の手順1:寝返りしやすい方向を確認する

寝返り練習の手順の1つ目は、寝返りしやすい方向を確認することです。それぞれの赤ちゃんには、寝返りしやすい方向があります。


赤ちゃんは大人とは違い、下半身を先にひねってから上半身をひねります。この赤ちゃんの寝返りの方法を頭に入れて、しばらく赤ちゃんを観察してみましょう。


いつも赤ちゃんを見ていると、わが子に得意な報告を見抜くことができるでしょう。

どちらの足に力が入っているか

まずは、どちらの足に力が入っているのかをチェックしてみてください。赤ちゃんの片足を優しく持ち上げて、反対側の足のほうへクロスさせていきましょう。


その際に右足か左足かどちらか力が入っているか、確認してみてください。力が入っている方が得意な方向の可能性が高いため、お手伝いする際に意識してみることがおすすめです。

どちらの方向をよく見ているか

赤ちゃんがどちらの方向をよく見ているかを調べることは、とても大切です。おもちゃの音を鳴らしたり、好きなおもちゃを色々な方向に向けてみるといいでしょう。


そして向いている方向が、寝返りしやすいです。どちらの足に力が向いているのかと組み合わせてお手伝いに利用することがおすすめです。

寝返り練習の手順2:片足を持ち上げる

寝返り練習の手順の2つ目は、片足を持ち上げるということです。片足を持ち上げる際は、優しくしましょう。


赤ちゃんの顔を見ながら、スキンシップしているつもりで行うといいでしょう。赤ちゃんのご機嫌を見ながら、一緒に楽しむつもりで練習をスタートさせるといいでしょう。


いつ始めるかについては、食後や眠そうな時は避けて機嫌のいい時を選ぶとスムーズにいく可能性が高いです。

寝返り練習の手順3:反対側の足のほうへ交差させる

寝返り練習の手順の3つ目は、反対側の足のほうへ交差させることです。得意な方向にむけるように交差してあげましょう。


いきなり全部の動作ができるとは限りません。勢いよく行うと、赤ちゃんが怖がってしまう可能性もあります。少しだけ手を添えてあげるなど、赤ちゃんの動きを保護するようなイメージで行うことが大切です。


機嫌が悪そうであれば、無理はせず次のタイミングを計りましょう。

寝返り練習の手順4:体を横向きにさせる

寝返り練習の手順の4番目は、体を横向きにさせることです。体を横向きにさせたときに危険がないように、赤ちゃんの周りのおもちゃや布団やクッションなどはよけておくことがおすすめです。


誤飲の危険もありますので、ボタンや電池、クレヨンなどは手に届かない位置に置いておくといいでしょう。さらに体を横向きにさせても問題のない場所で練習するようにしましょう。


ベットの上で行う場合は、柵で対策を取ることがおすすめです。

寝返り練習の手順5:上半身をひねってうつ伏せにする

最後は、あかちゃんの上半身をひねってうつ伏せにしてください。ただうつ伏せをする場合は、首を痛めたり、布団で息を防いでしまうこともあります。


上半身をひねってうつ伏せにする際は、いつも目を離さないようにしましょう。さらに赤ちゃんが苦しそうにしている場合は、無理はせず練習は中止にしてください。


何度か繰り返しているうちにできるようになるため、気軽に行うといいでしょう。

寝返りを練習させるときの注意点3つ

ここからは、寝返りを練習させるときの注意点を3つ紹介していきます。まずは、気長に赤ちゃんの寝返りをお手伝いする気持ちが大切です。


いつ寝返りするのかということばかりを考えていると、保護者も苦しくなってしまうこともあるでしょう。いつかは寝返りしたらいいなという気持ちで、赤ちゃんとのスキンシップを楽しむ気持ちで望むことがおすすめです。


心配な場合は1人で抱え込まず、保健センターに相談してください。

練習させるときの注意点1:首がしっかりすわってから行う

練習させるときの注意点は、首がしっかりすわってから行うことです。首がすわるのは、一般的には3か月から4か月の間と言われています。


ただし、首がすわる時期も個人差があります。焦らず赤ちゃんの成長を見守り、確認を取ってから赤ちゃんの寝返り練習を行うといいでしょう。


首がすわっているかどうか不安な時は、3~4か月健診で先生に相談してみることがおすすめです。

練習させるときの注意点2:力を入れないこと

練習させるときの注意点の2点目は、力を入れないことです。力を入れずにそっと手を添えてあげる程度に留めておくことが大切です。


赤ちゃんには、赤ちゃんのペースがあります。焦らずゆったりとした気持ちで、赤ちゃんとのスキンシップを楽しむといいでしょう。

練習させるときの注意点3:強引に行わない

強引に行わないことは、練習させるときの注意点として覚えておくといいでしょう。強引に行うと、赤ちゃんが嫌がったり、苦しがったりすることがあります。


うつ伏せが嫌いな赤ちゃんもいますので、赤ちゃんに無理をさせないことが大切です。親子そろって楽しく寝返り練習できるようにしていきましょう。

赤ちゃんの寝返りに向けての安全対策4つ

ここからは、赤ちゃんの寝返りに向けての安全対策を4つ紹介していきます。安全な状態で赤ちゃんが寝返りできるように、細心の注意が必要です。


寝返りをマスターした後の赤ちゃんは、ねんねの時とは違う危険も増えてきます。赤ちゃんが寝がえりする月齢になったら、今一度部屋の安全を確かめるといいでしょう。

寝返りに向けての安全対策1:うつ伏せ寝をさせない

うつ伏せ寝をさせないことは、寝返りに向けての安全対策の1つ目です。うつ伏せ寝は、窒息や突然容態が急変するなど不慮の事故が起きる原因になることがあります。


赤ちゃんの寝返り練習で一時的にうつ伏せにすることはあっても、そのまま寝かせることはやめておきましょう。うつ伏せ寝をしてしまう赤ちゃんの場合は、その都度仰向けにするといいでしょう。

寝返りに向けての安全対策2:周りに危険なものはないか確認する

寝返りに向けての安全対策の2つ目は、周りに危険なものはないか確認することです。布団やクッション、小さすぎて口に入れると危険なおもちゃは、赤ちゃんの手の届かないところに置いておきましょう。


他に兄弟やペットがいる場合は、赤ちゃんの周りに小物を置かないように特に注意してみておく必要があります。

寝返りに向けての安全対策3:転落を防止する

寝返りに向けての安全対策の3つ目は、転落を防止することです。寝返りの練習は、安全な場所で行いましょう。


赤ちゃんは、時に保護者が思ってもみない動きをすることがあります。ソファーの上ではなく、必ず床や安全なベビーベットの上で行うようにしてください。


ベビーベットの柵はしっかりと閉めて、外れないようにしておきましょう。

寝返りに向けての安全対策4:必ず近くで見守る

寝返りに向けての安全対策の4つ目は、必ず近くで見守ることです。寝返りしそうな赤ちゃんは、誰かが側にいて様子を見ておくと安心できるでしょう。


保護者も赤ちゃんと一緒に寝ころび、寝返りの練習を通してスキンシップを楽しむといいでしょう。家事する場合に側を外す時は、ベビーモニターなどを活用することもいいでしょう。

赤ちゃんの寝返りはいつ始まるのか把握しよう

赤ちゃんの寝返りはいつ始まるか知っておくことは、保護者の心づもりにもなります。赤ちゃんにも個人差があることを常に念頭に置いて、わが子の成長を見守りましょう。


必ずしもお互いに無理はせず、スキンシップを楽しむつもりで寝返り練習を楽しむといいでしょう。また寝返りをするタイミングで、今一度部屋の安全対策を見直してみてください。