赤ちゃんはオムツや空腹などの不快感を泣くことで訴えています。何をしても泣き止まず、赤ちゃんの泣き声がパパやママの精神的な負担になり、大きなストレスになることがあります。
周囲の人からの「泣かせるな」などの言葉がさらなるプレッシャーになり、泣かせる事が悪い事だと思うようになってしまうでしょう。
赤ちゃんが泣いている理由を知る為にも、いろいろな方法を試して泣き止ませる工夫をしてみましょう。
赤ちゃんはお腹の中にいる頃から五感の中で、聴力が一番発達しているといわれています。その為、聴覚を刺激するとピタリと泣き止むことがあります。
お腹の中にいた頃に聴いていた音を聞かせると精神的に安心する効果があるようで、お腹の外から聞こえる音に似たものに、安心感を覚えるようです。
ビニール袋をくしゃくしゃにする音、テレビの砂嵐の音、水が流れる音などがよく知られています。一度試してみるとよいでしょう。
電化製品の音で赤ちゃんが泣き止むというのは、聞いたことがあるのではないでしょうか。その理由は、電化製品の稼働音が母親の胎内の音に似ているから、といわれています。
これから赤ちゃんが泣き止むといわれているものを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんは母親の胎内で、無音で過ごしていると思いがちですが、胎内にいながら外界の音がよく聞こえていると考えられています。
掃除機の稼働音は、母親の胎内音に似ているので赤ちゃんが泣き止むといわれています。音に敏感な赤ちゃんであれば、掃除機の音に驚いて余計に泣いてしまう可能性もあるので、泣き止ませるために掃除機を使う際は慎重になりましょう。
ごみが舞い上がってしまうので、掃除機の排気のことも考えて使用するとよいでしょう。
赤ちゃんが夜泣きした時、抱っこしてキッチンの換気扇の下であやすと泣き止んだ、など換気扇の音で泣き止むという体験談は数多くあります。
換気扇の稼働音もまた、母親の胎内の音に似ている為、赤ちゃんが安心して泣き止むと考えられています。
特に月齢の低い赤ちゃんに有効なようです。赤ちゃんが泣き止まない時は、是非試してみてください。
ブラウン管テレビのようなアナログテレビで、番組が設定されていないチャンネルに合わせ、流れるテレビの砂嵐の音を聞かせると、赤ちゃんが泣き止むといわれています。
TVの砂嵐の音もご紹介した他の電化製品と同じで、母親の胎内の音に似ていると考えられています。
今はアナログテレビがなく、テレビで流すことは出来ませんが、無料動画サイトで検索すれば見つかるので、試してみることをオススメします。
CMや童謡、J-POPなども赤ちゃんが泣き止むのに有効だといわれています。パパやママの口コミで色々な曲や歌が紹介されていますが、一部は科学的根拠があり、その効果が期待できます。
これから赤ちゃんが泣き止むといわれている曲をいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんが泣き止むといわれている童謡は、大きな栗の木の下で、おもちゃのチャチャチャ、グーチョキパーで何つくろう、などです。こちらは月齢が少し経った赤ちゃんにより効果があるといわれています。
楽しく軽快なリズムが、眠いのに眠れず、ぐずっている赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるようです。
オルゴールもよく泣き止むといわれています。オルゴールの高音が赤ちゃんには心地よく、リラックスすることができるからでしょう。
子供が泣き止む魔法の歌といわれている、ふかふかかふかのうたは、海外でも効果があるといわれ、ウェブメディアでも紹介されています。
この曲は色々な効果音を使うことで定位反射を活用しており、赤ちゃんの気を引くことが出来ます。赤ちゃんが泣いていても聞き取りやすい、高周波の音が使われていますので、寝かしつけの際にも役立つでしょう。
1998年に発売されたPOISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~は、専門家でも何故赤ちゃんが泣き止むのか説明する事は出来ません。しかし、いくらあやしても泣き止まなかった赤ちゃんが、聞かせた途端に泣き止んだと数多くのパパやママから報告があります。
音楽を止めると、また泣き出す子もいるとの報告もありますので、赤ちゃんの気が済むまで聞かせてあげるとよいでしょう。
聴かせると赤ちゃんが泣き止むといわれる音にタケモトピアノのCMソングがあげられます。猫の鳴き声から曲が始まり、ピアノの音と共にリズムがコロコロ変わる曲調が、赤ちゃんに「泣いている場合ではない」と思わせ、赤ちゃんの心を引き付けるのかもしれません。
どうしても泣き止まないと困ったときは試してみてください。
寒い、暑い、お腹が空いたなどの生理的欲求以外で泣き止まない時に、赤ちゃんに聴かせると泣き止むという検証結果が出ている、ムーニーちゃんのおまじない歌です。
曲の速度が早くなったり遅くなったりする他、可愛らしい声でリズミカルに歌われているので、赤ちゃんが曲に聴き入ってしまうのかもしれません。メーカーが調べたところ、96.4%の赤ちゃんが泣き止むなどの効果が見られたとのことです。
住んでいる家の壁が薄い、同居している家族を起こさないようにしたい等、様々な理由で曲が流せないという方には、日用雑貨アイテムを使った赤ちゃんを泣き止ませる方法が最適です。
これから日用雑貨アイテムを使った赤ちゃんの泣き止む音をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ビニール袋のガサガサ音を、赤ちゃんに聴かせると泣き止むといわれています。ビニールのガサガサと擦れる音が、胎内の音と似ていると言われており、赤ちゃんが安心して泣き止むようです。
赤ちゃんにビニール袋を渡して、自分でガサガサと音を出させるのはよいのですが、口を塞いでしまったり、頭から被ってしまって窒息の恐れがあります。ビニールの口を縛るなどして、絶対に目を離さないなどの注意が必要です。
赤ちゃんに音を聞かせて泣き止ませるような、聴力を使う方法以外に、視覚や触覚などの感覚を使った泣き止ませ方法があります。
泣き止むと評判の音楽やCMソングをどんなに聞かせても、一向に泣き止まない時がありますが、赤ちゃんが泣いているのはパパやママのせいではありません。
赤ちゃんは泣くことでコミュニケーションを取っていますので、焦ったりイライラしたりせず、これから紹介する5つの方法を試してみてください。
複数のパパやママが赤ちゃんが泣いている時に鏡を見せると泣き止むと言っています。
心理学の教授によると、鏡に映っている自分の姿を他人と認識しているとのことです。泣いている赤ちゃんに鏡を見せることで、目の前の同年代の子が泣いていることに興味や好奇心が沸き、一瞬泣くことを忘れてしまうようです。
鏡に映っているのが自分の顔だと認識出来るようになってからは、自分の顔を夢中で見るようになり泣くことを止めるともいわれています。
泣いている赤ちゃんに、動画を見せたり、赤ちゃんが泣いている時に動画を撮っておいて、それを見せるという方法があります。
上記でご紹介したようにリズムのよい音で泣き止むという報告がありますが、泣いている自分の姿の動画を見て泣き止む理由は、泣いている子の姿に動揺している可能性があるといわれています。
変な現象だと思われるかもしれませんが、感受性が育つうえで大切なプロセスです。
メリーや積み木、ぬいぐるみやガラガラなどのおもちゃを使う事も泣き止ませるのに有効でしょう。
メリーや積み木は自宅などで泣き止ませる時に効果的です。外出先ではぬいぐるみやガラガラなどのおもちゃを使うことで泣き止むといわれています。
赤ちゃんのお気に入りのおもちゃがあれば、より泣き止みやすいでしょう。外出する際はお気に入りのおもちゃを持って一緒にお出掛けしましょう。
視覚や聴覚を刺激しても泣き止ませる事が出来ない時は、うちわで仰ぐことが効果的だといわれています。
大人が涼むほどの風を起こすのではなく、そよそよと優しい風を当てると心地よさを感じる、または顔に風が当たることで、ハッとして泣くことを忘れて泣き止みご機嫌になるようです。
うちわがなければ、パパやママがフーフーと赤ちゃんの顔を吹いてあげることも効き目があるでしょう。
泣いている赤ちゃんの背中や肩をトントンとリズミカルにタッピングすると安心して泣き止ませることが可能です。
その他、手足を両手で優しくにぎってあげたり、両手のひとさし指で何度も軽くつついてあげると安心したり、触覚を刺激されて泣き止むことが多いようです。聴覚や視覚にアプローチしても駄目なら触覚を刺激してみましょう。
赤ちゃんが泣いている時の理由は、お腹が空いた、オムツが汚れて気持ちが悪い、暑い、寒い等があります。
ほとんどの場合は今までご紹介した方法で泣き止んだり、ご機嫌になることが多いのですが、具合が悪い時やどこかが痛い時などは、どんなにあやしても泣き止まないでしょう。
泣いたらすぐにあやしたり、おやつをあげて泣き止ませるのではなく、何故泣いているか理由を探ることも大切です。
月齢が低い赤ちゃんは言葉がしゃべれないので、要求や異常を泣いて知らせます。泣いている理由がわからず、泣き止まない時はイライラしたり、精神的に追い詰められるものです。そんな時に絶対にやってはいけないのが、赤ちゃんを揺さぶったり、口を塞ぐ事です。
もしかしたら、何かの病気で具合が悪いと訴えているかもしれません。冷静になって泣いている理由を探りましょう。
喋ることが出来ればお腹が痛いや気持ちが悪いといえますが、赤ちゃんは喋れません。
泣き方がお腹が空いたときや、眠い時などのグズグズ泣きではなく、火がついたように力いっぱい泣いたり、どんなにあやしても泣き止まない時は、衣服を脱がせて怪我や異常がないか身体を観察してあげてください。
どうしても泣き止まない時は病院で受診することが一番です。特に問題がなければよいですが、重大な病気が隠れている場合もあります。
赤ちゃんは泣いてコミュニケーションを取るものです。赤ちゃんが泣き止まないのはパパやママのせいではありません。泣き止まない時はコミュニケーションを取っているんだ、と大らかな気持ちで対応出来るとよいでしょう。
身体に異常がなく、どうしても泣き止まない時は横抱きを縦抱きにして、視点を変えてみたり、外に出て違う空気の中を歩いてみたり、環境を変えてみたり、いつもと違う事を試してみましょう。