【専門家監修】赤ちゃんにおすすめのトマトレシピ13選|保存方法とは?

赤ちゃんにトマトは食べさせていい?

生で食べても美味しく栄養が豊富なトマトですが、離乳食ではいつからどのように調理して食べさせるのがよいのでしょうか。


トマトは離乳食初期の6ヶ月くらいから赤ちゃんに食べさせることができます。ここからはトマトを離乳食で使う際の処理方法や注意点を紹介していきます。

赤ちゃんにトマトを食べさせるときの注意点

赤ちゃんにトマトを初めて食べさせる際は、そのままではなく加熱調理してから与えるようにしましょう。


また、トマトの皮や種は赤ちゃんにとっては食べにくく消化しにくいものです。離乳食で扱うときは湯向きをし、種をとり除くようにしましょう。

赤ちゃんも食べられるおすすめのトマトレシピ13選

トマトの酸っぱさを嫌がる赤ちゃんも多いでしょう。トマト嫌いの赤ちゃんも食べさせ方によっては苦手を克服できる場合があります。


そんな赤ちゃんにもおすすめのトマトレシピをまとめてみました。トマトソースやトマトペーストなど簡単に作れてアレンジ可能なレシピも載せています。


離乳食初期から完了期までお子様の成長にあったレシピを見つけることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

離乳食初期

離乳食初期はアレルギーが気になるママも多いでしょう。赤ちゃんの反応を見て嘔吐やえずくなどの症状がないか注意しましょう。また下処理もしっかりやり、赤ちゃんが食べやすい様に調理してあげるのがポイントです。


トマトと一緒にほかの野菜もとれるレシピも紹介しております。離乳食初期のおすすめレシピを見ていきましょう。

おすすめトマトレシピ1:トマトソース

材料
トマト 1/4個


トマトを耐熱容器に入れてレンジで1分半加熱します。トマトから水分が出てドロッとするまで加熱しましょう。加熱したトマトを裏ごししたら完成です。

おすすめトマトレシピ2:トマトミルク

材料
トマト 1個
水 100cc
粉ミルク 小さじ1


トマトは皮を湯むきして種を取ったら、粗みじん切りにしましょう。切ったトマトと水を鍋に入れて一緒に煮ます。アクを時々とりながら、水分がほとんどなくなるまで煮て火を止めます。粉ミルクを加え混ぜたら完成です。


余った場合は冷凍保存もできるので、便利です。

おすすめトマトレシピ3:トマト煮

材料
小松菜 1束
プチトマト 6個
水 適量
白湯 (必要に応じて)


小松菜は通常よりも長く煮て柔らかくなったのを確認しましょう。茹でたら水分をきり、細かく刻んでからすり鉢ですり潰します。


プチトマトはへたを取って洗い、フォークで1か所穴を開けます。熱湯をかけて湯むきをしたら1/4サイズに切り種を取ります。さらに小さめに切り種を取ったら、小松菜とともに鍋に入れましょう。


少量の水を加え弱火で加熱しましょう。ふつふつしてから2~3分煮ます。水分がなくなったら完成です。小松菜以外にもカブの葉やほうれん草でも代用可能です。

おすすめトマトレシピ4:トマトペースト

材料
ミニトマト 10個
(りんご 1/8個)


ミニトマトは湯むきし、皮を取りましょう。ミニトマトはミキサーにかけて種が見えなくなるまで滑らかにします。ミキサーにかけたミニトマトを器に盛ったら完成です。


りんごのペーストも作る場合も同様に皮を剥き、ミキサーにかけて滑らかにします。器にミキサーにかけたミニトマトとりんごを一緒に盛り付けます。

おすすめトマトレシピ5:豆腐トマト

材料
裏ごしした豆腐 小さじ1
裏ごししたトマト 小さじ1


豆腐とトマトをそれぞれ茹でて、裏ごしをしましょう。裏ごしした豆腐とトマトを混ぜ合わせて温めたら完成です。

おすすめトマトレシピ6:トマト粥

材料
5倍がゆ 80g
ツナ(水煮) 10g
ミニトマト 15g


ミニトマトは湯むきをして種を取り除き、5mm程度に細かくカットします。ツナはザルに入れて湯をかけます。出来上がり直前のおかゆにカットしたトマトを入れ、弱火で3分炊きます。
おかゆを器に入れて、ツナを添えたら完成です。

離乳食中期

離乳食中期からはトマトを加熱なしの状態でも食べられますが、皮や種をとるなどの下処理をしましょう。


また、生のトマトは体を冷やす作用があるため、いくらトマトが好きな赤ちゃんでも食べ過ぎには注意が必要です。生のトマトをはじめてあげる際はかぶれや湿疹がでたり、口の周りが赤くなるなど赤ちゃんの体の変化がないか注意を払いましょう。


それでは離乳食中期でのおすすめレシピを紹介していきたいと思います。

おすすめトマトレシピ7:ささみのトマト和え

材料
鶏ささみ 50g
トマト(皮と種をとった状態) 50g
玉ねぎ 50g


玉ねぎは5mmから1cmくらいの大きさにみじん切ります。鍋に玉ねぎがひたひたになるまで水を入れ、水が少なくなるまで煮ます。鶏ささみを加え火が通ったら粗く潰します。トマトを3mmから1cmくらいの大きさに切り、鍋に混ぜ合わせたら完成です。

おすすめトマトレシピ8:トマトのポタージュ

材料
ミニトマト 25g
じゃがいも 25g
牛乳 50g


ミニトマトは湯むきをし、種をとります。じゃがいもは皮を剥き1cmの厚さに切ります。鍋に水50mlと切ったじゃがいもを入れて沸かし、弱火で10分煮ます。


煮たら湯切りをし、下処理したトマトと牛乳と一緒にミキサーにかけます。ミキサーにかけたら鍋に移し弱火で3分加熱したら完成です。

おすすめトマトレシピ9:トマトあんかけ

材料
3倍粥 90g
ミニトマト 2個
鶏ひき肉 15g
水 10ml
片栗粉 小さじ1/8


米1に対して水3の量で3倍粥を作ります。ミニトマトの皮は湯むきし、種を取り除いてから大きめにみじん切りにします。次に鶏ひき肉を茹でます。


耐熱容器にミニトマト、鶏ひき肉、水、片栗粉を入れよく混ぜます。混ぜたらレンジで500wで15秒加熱し、あんかけにします。3倍粥の上にあんかけをかけたら完成です。鶏ひき肉は白身魚などに変更しアレンジもできます。

離乳食後期

離乳食後期の9ヶ月、10ヶ月あたりは歯が生えている赤ちゃんも多いでしょう。皮や種を嫌がらなければ、下処理をせずそのまま与えてみてもよいです。ただし大きさが大きければ小さく切ってあげましょう。


トマトを食べない赤ちゃんも工夫次第で嫌がらず食べることもあります。様々な食材と一緒にトマトをアレンジすることでお子様の好きなレシピも見つかるでしょう。トマトを使ったアレンジレシピをまとめてみました。

おすすめトマトレシピ10:納豆トマト丼

材料
トマト(皮と種をとった状態) 30g
アボカド 10g
ひきわり納豆 2/3カップ(20g)
醤油 少々
軟飯 80g


アボカドは小さく切り、つぶします。トマトは5mmくらいの大きさに切ります。アボカド、トマト、ひきわり納豆、醤油をボールに入れ混ぜ合わせます。器に入れた軟飯の上によそったら完成です。

おすすめトマトレシピ11:豚肉のトマト和え

材料
豚肉 75g
人参 75g
トマト(皮と種をとった状態) 75g


人参とトマトは5mm~1cmくらいに角切りにします。豚肉は3mm~5mmの大きさにみじん切りにします。鍋に人参がひたひたになるまで水を入れ、水分がなくなるまで煮ます。さらに豚肉を加え火を通します。トマトを加え混ぜ合わせたら完成です。


玉ねぎや人参などたくさんの野菜を加えて作ってもよいでしょう。

離乳食完了期

手づかみ食べのしやすいトマトは1歳ごろのお子様にもおすすめの食材です。手づかみ食べの際はミニトマトを丸のみする可能性があるので小さく切ってからあげましょう。


また、トマト缶で代用可能なレシピも紹介しております。トマト缶を使用するときはなるべく味のついていないものを使用しましょう。


離乳食完了期のお子様におすすめのトマトレシピを紹介していきます。

おすすめトマトレシピ12:トマトグラタン

材料
なす 20g 
トマト 30g
チーズ 10g
6枚切り食パン(ミミを取る) 1枚
牛乳 大さじ3


なすは皮を剥き、1cm角に切り水にさらしましょう。耐熱容器になすと水を少々入れてふんわりとラップをします。レンジ(600w)で1分加熱して水分を切ります。


トマトは皮と種を取り1cmくらいの大きさに切ります。トマトは加熱したなすと合わせ、さらに牛乳と水(大さじ3)を加え混ぜます。


耐熱容器に小さく切った食パンを並べ、先ほど混ぜたものをかけます。チーズをかけてラップをし、1分から1分20秒ほど加熱します。チーズが溶けたら完成です。

おすすめトマトレシピ13:ハヤシライス

材料
豚ひき肉 20g
トマト(皮と種をとった状態) 40g
ケチャップ 小さじ1
片栗粉 小さじ1/4
ごはん 80g


トマトは5mmほどの大きさに切ります。耐熱容器にトマトと豚ひき肉、ケチャップ、片栗粉を入れ混ぜます。ラップをしレンジ(600w)で1分10秒加熱します。ごはんを入れた器に出来上がったルーをのせたら完成です。

トマトの保存方法とは?

トマトは常温だと保存期間は短くなりますが、冷蔵保存だと10日程持ちし、冷凍保存だと約1カ月は日持ちするでしょう。しかし、冷蔵庫で冷やし過ぎると甘みが弱くなるので注意しましょう。


丸ごと冷凍したトマトは水につけるだけで簡単に皮を剥くことができます。離乳食でトマトを使う際は1度冷凍しておくと下処理が楽になります。さらに、カットした状態で冷凍しておくとそのままスープの具材などに使うことができ便利です。

トマトを使ったレシピを知ろう!

離乳食初期から完了期までのトマトの下処理方法やレシピなど紹介してきました。
トマトは栄養豊富で赤ちゃんにも積極的にあげたい食材です。しかし、体を冷やすので生のトマトのあげすぎには注意が必要です。


トマト嫌いなお子様も食べさせ方の工夫で苦手を克服できるので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。