【専門家監修】離乳食デザートのおすすめレシピ7選!作るときのポイントは?

離乳食のデザートはいつから?

初めての離乳食は分からないことだらけで大変ですよね。本やネットなどと睨めっこしているママ・パパも多いと思います。離乳食は大体5ヶ月から6ヶ月程度から始る方が多いです。


離乳食を始めたばかりの頃はおかゆやすり潰した野菜などがメインになりますが、慣れてくると季節の果物などデザートで離乳食を彩ることが出来ます。では、本題の離乳デザートはいつ頃から何を与えていいのでしょうか。果物やゼリーなどでまとめてみました。

果物の場合

果物はビタミンCなどの栄養もあり、甘さもあるので赤ちゃんが好む味になります。ただ、果物は糖分が多いものもあるのであげ過ぎには注意しましょう。


果物は離乳食初期の5〜6ヶ月から与えることが可能です。最初は裏ごしして加熱してからあげましょう。


スイカ、みかん、バナナ、イチゴなどからはじめてみて、離乳食中期ごろまでは初めて食べる果物は加熱して徐々に生食で与えていきましょう。離乳食完了期にはおやつとして与えられるようになります。

ゼリーの場合

ゼリーは子供達も大好きな食べ物です。柔らかくて食べやすいので赤ちゃんにも与えられそうですが、原料によって与える時期も違ってくるので注意が必要です。


ゼリーでよく使われているのがゼラチンです。ゼラチンは原材料が牛や豚の骨・皮です。消化吸収が未熟な赤ちゃんにとってはアレルギーが出る可能性もあるため離乳食後期までは与えないようにしましょう。離乳食完了期後も様子を見ながら与えるのが安心です。


寒天は海藻の天草が原料なので離乳食後期から与えて大丈夫です。
片栗粉でとろみをつけることでゼリーのようなデザートを作ることが出来ます。


ゼリーを与えるときは硬さや一口の大きさなど注意してあげましょう。柔らかいですが弾力があるゼリーだと、喉の奥までするりと入ってしまって誤嚥などの原因になりかねないので気をつけましょう。

離乳食のデザートを作るときの2つのポイント

離乳食デザートを与える時に、加熱することやグラム数など赤ちゃんの成長に合わせてのポイントがあります。


2つのポイントに絞って解説したので是非参考にしてください。

離乳食のデザートを作るポイント1:果物は加熱する

生の果物は酵素が多いため、最初にあげるときは加熱してあげましょう。酵素の働きを抑えられてアレルギーを引き起こしにくくなります。


加熱したものを食べさせてから生であげてみて様子を見るのが安心ですね。

オーブンを使う場合

オーブンで加熱する場合は5分ほどで火が通ります。バナナやリンゴなど使うと大人でも美味しくいただけます。

レンジを使う場合

離乳食のデザートは少量なので少し温めるだけでも充分火が通ります。10秒ほどで大丈夫です。


すりおろしリンゴやみかん、桃など赤ちゃんも喜んで食べれそうですね。

蒸し器を使う場合

蒸し器を使うときはよく湯気の上がった蒸し器でよく加熱しましょう。蒸し器がない場合はフライパンを使って代用できます。


フライパンにお湯をはり、耐熱容器を入れて蓋をして蒸す方法もあります。蒸すと軟らかくなり甘味が増して食べやすくなります。デザートの果物だけでなく蒸しパンなども作れるので色々応用が効きそうですね。

離乳食をデザートを作るポイント2:デザートの適量

離乳食デザートは成長に合わせて与える量も変わってきます。お子様の月齢や個人の成長に合わせて調節しましょう。


離乳食を始めたばかりの初期は積極的に果物を与えなくても大丈夫ですが、あげる場合はすりおろして加熱してからあげましょう。5g程度が理想です。


中期に入っても初めて食べるものは加熱した方が良いでしょう。食べ慣れたものは徐々に生でチャレンジしてみましょう。


後期になると食べれる物も段々増えてきますね。初めてのものは加熱してあげてるとより安心です。
離乳食完了期にはバナナやイチゴなど手づかみ食べ出来るものなどおやつとして出してあげることができます。

離乳食デザートのおすすめレシピ7選

では実際にどんなデザートがあるのか、今すぐ出来るレシピ7つをピックアップしてみました。


素材そのものの甘味を生かしたレシピばかりなので、季節の果物など楽しみながら安心してお子様にお試しください。

離乳食デザートレシピ1:リンゴを使った寒天ゼリー

材料:りんご1/2個 レモン果汁少々 水200ml 寒天粉1g


1. りんごはむいておく。


2. 小鍋に寒天粉と水を入れ、弱火でふつふつと溶かし煮ます。時々鍋底をヘラなどで混ぜる。


3. 寒天粉を煮てる間にリンゴをすりおろしてレモン果汁を入れます。


4. 2にりんごを入れます。


5. 容器にそそぎ、そのまま置いて冷めたら出来上がりです。


おすすめ時期:離乳食後期 
予算:100円以下 
調理時間目安:約30分

離乳食デザートレシピ2:イチゴを使った寒天ゼリー

材料:イチゴ小粒10粒、水250ml、粉寒天 2g  


1. いちごを赤ちゃんの食べやすい大きさにカットして型に入れます。


2. 小鍋に粉寒天と水を入れ弱火で溶かし煮ます。ふつふつと沸騰してくるので底を混ぜながら3分程しっかりと溶かします。


3. そっと型に流し込みこのまま置いて固まったら出来上がりです。


※寒天液は余ったら大人用で砂糖を入れて冷蔵庫で冷やしていちごゼリーとして食べてもおいしいです。


おすすめ時期:離乳食後期
予算:100円以下
調理目安時間:約15分

離乳食デザートレシピ3:きな粉入りすりおろしリンゴヨーグルト

材料: プレーンヨーグルト大さじ2 りんごすりおろし大さじ1 きなこ少々


1. ヨーグルトとすりおろしリンゴを混ぜます。


2. きなこをふりかけて完成です。


おすすめ時期:離乳食初期
予算:100円以下
調理目安時間:約5分

離乳食デザートレシピ4:きな粉入りバナナヨーグルト

材料:ヨーグルト大さじ2 きなこ少々 バナナ1/2個


1. バナナを粗くすり潰す


2. ヨーグルトとすり潰したバナナを混ぜてきなこをまぶして出来上がり。


おすすめ時期:離乳食初期
予算:100円以下
調理目安時間:約5分

離乳食デザートレシピ5:ニンジンとリンゴ煮を使ったゼラチンゼリー

材料: にんじん1/2本 りんご1/2個 水100ml ゼラチン500ml


1. ゼラチンを溶かした液体を500ml用意して冷ましておく。


2. にんじんとりんごをすり潰して水100mlで柔らかくなるまで煮る。


3. 1、2を混ぜて冷ましたらタッパーに入れて冷蔵庫で固まったら出来上がり。(固まりすぎたら食べる時にレンジでチンすると柔らかくなります。)


おすすめ時期:離乳食完了期
予算:300円前後
調理目安時間:約10分

離乳食デザートレシピ6:リンゴとカボチャの擦りおろしデザート

材料: りんごすりおろし大さじ2 かぼちゃすりおろし大さじ1 粉ミルク小さじ1 水小さじ1


1. りんご、かぼちゃをひの通りやすい大きさにカットする


2. 耐熱容器に入れ水を加えレンジで1分半から2分加熱


3. りんご粉ミルクをミキサーにかけ、その後かぼちゃも同様にミキサーにかけて完成です。(彩りのため別々にかけてますが一緒にミキサーにかけてもOK)


おすすめ時期:離乳食初期
予算:100円以下
調理目安時間:約5分

離乳食デザートレシピ7:ノンシュガーフルーツブランマンジェ

材料: 大人の一口大に切った桃3個 ゼラチン粉小さじ1/2  水小さじ2 牛乳かミルク60ml


1. ゼラチンに水をかけふやかす


2. 一口大の桃2個をつぶして牛乳に混ぜます。


3. 1をレンジで10秒から20秒加熱して2に混ぜます。


4. 器に入れて冷蔵庫で固めたら残りの桃をすりつぶして上に盛り付けて完成です。


おすすめ時期:離乳食後期
予算:300円以下
調理目安時間:約15分

離乳食に使った材料の保管方法

離乳食1回分に使う食材はほんの少量です。あまった材料はどのように保管すれば良いのでしょうか。


今回は離乳食デザートがテーマなので果物とゼリーでまとめてみました。

果物の場合

せっかく赤ちゃんのために買ってきた食材が余ってしまうことは多いですね。果物の保存方法について紹介します。


皮や種を取り除き、小さく切ります。水気をよく拭き密封容器に入れます。小さめの容器に1回分ずつ分けると使いやすいです。

ゼリーの場合

ゼリーも1度に食べる量は少量なので余ることか多いです。


赤ちゃんにとってアレルギーになりにくい寒天ゼリーは冷凍すると食感が変わってあまり美味しくないのでおすすめではありません。ゼラチンのゼリーも解凍すると水気が多くなり、あまりおすすめではありませんでした。


寒天ゼリー・ゼリーの場合は綺麗な容器で密閉してが美味しく食べられます。切ったり、果物が入ったゼリーだと水気が出てくるので2〜3日で食べ切るのがおすすめです。

離乳食デザートを作ろう

デリケートな赤ちゃんに食べさせるものはパパ・ママも神経質になりがちですが、果物やデザートは甘味があるので赤ちゃんも嬉しいですね。ここまでで紹介したレシピを参考にしてください。


季節の果物などを楽しみながら離乳食デザートに彩りをのせましょう。