今回は、妊婦にオススメの抱き枕と抱き枕の選び方について紹介していきます。妊婦に抱き枕が必要な理由としては、大きなお腹でも快適な姿勢をとりやすいことが挙げられます。
妊娠初期では目立たなかったお腹も、妊娠中期に入ると赤ちゃんの成長によりお腹が大きくなります。お腹が大きくなると仰向けやうつ伏せで寝ることが辛くなり、横向きで寝る妊婦が増えてくるでしょう。横向きで眠りやすい体制を作ってくれるのが抱き枕です。
お腹が大きくなってくる妊娠中期以降は、左側を下にしたシムス位という寝方が妊婦の楽な寝姿勢としておすすめされています。
シムス位は、体の左側を下にして横を向き、ややうつ伏せ気味の姿勢をとります。次に、両手両足で抱き枕を挟みます。それから下側の左脚を後ろに少し下げ、上側になった右脚を抱き枕を使って左足より前に出します。右手は前に出して曲げ、左手は体の後ろで伸ばすなど楽な位置に置けばシムス位は完成です。
妊娠中だけのために抱き枕購入するのは抵抗を感じる方もいるでしょう。抱き枕は産後、授乳や赤ちゃんの背もたれとしても活用できるものがあります。
授乳は赤ちゃんを抱きながら行うので、腕が痛くなってしまうこともあります。抱き枕を膝と赤ちゃんの間に置く事によって、抱きかかえる負荷を軽減することができ、授乳時に余裕が持てるでしょう。そのほか、赤ちゃんがお座りできる時期に赤ちゃんの背もたれとしても活躍します。
妊婦にオススメの抱き枕16選を紹介します。抱き枕には、C型・I型・U型・L型などの種類があるので好みの抱き枕を見つけていきましょう。
産後、比較的場所をとらず授乳クッションとして使いやすいタイプはC型でしょう。I型は横にすると一般的な枕として活用することもできます。L型は寝返りがうちやすく、U型は体をすっぽりと包みこんでくれるので安定感が抜群です。
beechの抱き枕「抱き枕の王様」は、身体に合わせて使いやすい流線形タイプの抱き枕で、一度使ったら手放せない心地良さが人気です。
サイズは、110×30×20cmです。表地は、綿・ポリウレタン、中の素材は超極小ビーズが使用されています。色は、アイボリー・ピンク・赤・茶・黒・黄・青・水色など、13色もあり、カラーバリエーションが豊富なので、寝具に合うお気に入りの一色を選ぶことができるでしょう。
ハナサンテラスの「抱き枕」は、抱き枕・授乳クッション・お座りサポートと用途が豊富な3way抱き枕です。サイズは、120×20×19cm、丸洗いできるので清潔に保つことが可能です。へたりにくいテイジンのクリスタ綿を使用しているので耐久性も強くおすすめです。
柄もお洒落で可愛らしく、インテリアとしてもおすすめです。三日月型なので、緩やかなカーブが、妊娠中の身体の隙間に程良くフィットします。
MOGU「気持ちいい抱き枕」は、L字にカーブを加えたような独特のフォルムの抱き枕です。中綿に直径1mm以下の超微粒子ビーズが使用されているので、耐圧を分散して体への負担を軽減する効果が期待できます。
サイズは、115×50×20cmです。カバー生地は、ナイロン・ポリウレタンで取り外して洗濯が可能です。速乾性に優れ洗ってもすぐに乾くでしょう。専用のカバーもAmazonで販売されています。
Meizの「抱き枕」は、体を包み込むように支えてくれるU型の抱き枕です。全方位から寝る姿勢をサポートしてくれるので、腰痛や肩こり、背中の痛みや脚のむくみなど多くの効果を期待できるでしょう。
サイズは140×80×20cm、表地は綿、中はマイクロ素材です。洗濯はカバーのみになります。グレー・ホワイト・ベージュストライプの3種類あり、ナチュラルなデザインから癒し効果を感じます。
Bableの「妊娠中抱き枕」は、ボリューミーで肌触りの良さが人気のU型抱き枕です。中の素材は純白ポリエステルということもあり強い弾力性があります。体を覆うように包み込んでくれるので、横向きに寝る際、背中と腰をがっちりサポートしてくれるでしょう。
サイズは150×80×16cmとやや大きめです。カバー素材は竹繊維とポリエステルが使用されていて汗など嫌な臭いを吸収し、静電気が少ない特徴があります。
ALITORの「U型 授乳クッション」は、頭から腹、足など全身をくまなくサポートしてくれるU型抱き枕です。出産後は、安定感の良い授乳クッションや赤ちゃんのお座りサポートにすることも可能です。
サイズは140×75×20cm、表面の素材は手触りの良い綿100%、洗濯機は不可で洗う場合は手洗いになります。デザインはグレー・ホワイト・ブラウン・ピンクなどフェミニンなカラーが揃っています。
たまひよ「妊娠~授乳用お助け抱き枕」は、妊婦におすすめな就寝スタイルであるシムス体位に適した抱き枕です。出産前は抱き枕や腰痛対策に背もたれとして使用でき、産後は授乳クッション、赤ちゃんのお座りサポートに使えるなど多彩な活躍が期待できます。
サイズは、120×44×19cm、洗濯機で丸洗い可能、防ダニ仕様なので非常に衛生的です。デザインはサーモンピンクのスカラップと、爽やかな水彩ボーダーの2種です。
Homwarm「多機能抱き枕」は、ユニークなデザインの多機能L字型抱き枕です。背もたれクッションや肘置きクッション、足枕、産後は授乳クッションにも使用できます。サイズは、150×70×47cmと大型で、カバーは手触りの良い100%の純綿生地、中綿はポリエステルが使われているので抜群の弾力性があります。洗濯はカバーのみになります。
AngQi「3in1 だきまくら」は、チャックでL型・U型・I型など、抱き枕の形を変更することができる抱き枕です。どの型の抱き枕がいいのか迷ってなかなか決められない方におすすめです。L型は横向き寝をサポート用に、U型は授乳クッション用、I型にすれば、産後は通常の枕として使用できます。
色はグレー・ネイビー・ブラウンの3種、カバーはベルボア生地で肌さわりが気持ちよく、中の素材はポリエステルです。
Marine Moon「抱き枕」は、就寝時だけではなく、肘置きクッションやネックピローなど、使用用途を自由に洗濯できるマルチな抱き枕です。体にフィットするJ型の流線形なので横向き寝による肩や耳への負担を軽減してくれます。
サイズは、160×63×18cm、カラーはネイビー1色です。カバーは耐久性の高いジャージー素材、中の素材はポリエステル綿100%で弾力性があり、へたりにくく型崩れしません。
Villsure「U型 抱きまくら」は、100%綿の丸洗いOKのマタニティ専用抱き枕です。サイズは、135×71×16cm、背もたれクッション・腰枕・足枕・産後の授乳クッションなど様々な用途があります。
カバーは取り外し可能で、綿なので肌に優しい素材が採用されています。中の素材は化学繊維の中で軽い繊維といわれるポリプロピレンが使用されているので、ふんわり優しく体を支えてくれるでしょう。
LcFun「マタニティ ピロー」は、安定感抜群のU字型妊婦用抱き枕です。抱き枕以外にも、背もたれクッション、肘置きクッション、産後は授乳クッションとしても活躍し、程よい高反発で体を支えます。
サイズは約140×70×18cm、デザインは、コットンカバーのキュートなピンクブルーと、ベロア素材の高級感溢れるダークグレーの2種類です。カバーのみ洗濯可能です。
サンデシカ「妊婦さんのための抱き枕(クラウド)」は、雲をモチーフとしたユニークなC型抱き枕です。産後は、赤ちゃんの授乳クッション、お座りサポートとして活用可能です。
サイズは約120×26×19cm、表地は綿100%、中の素材はマイクロビーズが使用され、もっちりとした抱き心地が魅力的です。カバーのみ洗濯可能で、色はピンクの他、ブルーやグレーも販売されています。
VACNITE「抱かれ枕」は、体の痛みを緩和するよう全身枕として設計されているU字の抱き枕です。サイズは、160×90×20cm、色はクールなブルーグレーです。
表地は柔らかくてソフトなタッチな魅力的なベルボア生地、中の素材は弾力性があるポリウレタン綿が使用されているので、柔らかすぎず、硬くもなく、体にぴったりとフィットします。カバーの洗濯が可能で、こまめに洗濯することで清潔な状態を維持できます。
NAOMI ITO 「ファンファーレ 」は、水彩画家である伊藤尚美さんがデザインした、ポップで温かみがあるお洒落な多機能抱き枕です。クリーム色ベースにカラフルなドットが可愛く、贈り物としてもおすすめです。
I型の抱き枕になるので、産後は通常の枕としても使用できます。先端のボンボンを縛ると、授乳クッションとして活躍するでしょう。サイズは、約152×30×28cm、カバーは洗濯機OK、中は手洗いが可能です。
babyshower 「二重ガーゼ 抱き枕」は、シンプルで月のような形がキュートなC型抱き枕です。C型なので抱き着きやすく、産後は授乳クッション、赤ちゃんのお座りサポートとしても活躍します。
サイズは120×65cm×19cm、表面の素材は綿、中の素材はポリエステルです。カバーは外す事も可能ですが、中身ごと洗濯も可能なのでお手入れが簡単です。色や柄も豊富なのでお気に入りのデザインが見つかるでしょう。
抱き枕にしがみつくとほっとする感覚はありませんか。抱き枕は、密着する安心感や癒し効果を持つ就寝アイテムです。その他、前述してきた通り妊婦のサポート寝具としても活躍します。
次は、抱き枕の2つの使い方について紹介していきます。抱き枕は、睡眠時の姿勢を安定させるための使い方と、授乳時の使い方があります。
抱き枕の使い方として、睡眠時の姿勢の安定という目的があります。お腹が大きい妊婦は就寝時もお腹の重さで寝る体制を作りにくいのですが、抱き枕に抱き着き寝る体制をとることで睡眠姿勢の負荷を軽減できます。
また、抱き枕を使うことで、胎児のように体を丸めた姿勢を自然にとりやすくなり、ぐっすり深い眠りにつけるといわれています。妊娠していない方にも安眠に抱き枕はおすすめです。
冒頭で紹介したように、抱き枕は、授乳時のサポート役という使い方もできます。妊婦用に作られた抱き枕は、しっかりとした厚みがあるものが多く、赤ちゃんの体を支える事が出来ます。授乳は赤ちゃんを支えながらするので、思った以上に大変ですが、厚みがある抱き枕を使用することで、腕や腰、背中の負担が軽減され楽に授乳をする事が可能です。
妊婦用の抱き枕は色々なメーカーから販売されていますが、形や素材など特徴が異なります。抱き枕を選ぶ決め手としては、どんなところに注意したほうが良いのでしょうか。最後に、妊婦が抱き枕を選ぶポイント5つについて紹介していきます。
妊婦が抱き枕を選ぶポイントには、自分の体にフィットする形かどうか・抱き心地・肌ざわり・手入れのしやすさ・産後も使えるかどうか、などがあります。
妊婦が抱き枕を選ぶポイントとして1つ目は、自分の体にフィットする形かという点です。C型は三日月のような形をしている形で、I型は棒状の形です。
L型は数字の7のような形で、枕の部分を下にすると足枕として使用でき、妊娠後期の足のむくみ対策におすすめです。U型は全方位から身体を支えてくれるので安定感が抜群です。睡眠時の体制を考えて自分の体にフィットするものを選びましょう。
妊婦が抱き枕を選ぶポイントとして2つ目は、抱き心地です。抱き心地は抱き枕の中の材質で変わります。
抱き枕には、クッション性があり、枕やクッションで定番素材として使われているポリエステル綿や、ふんわりとした高級感がある羽素材、沈み込むような感触の低反発ウレタン素材などがあります。
硬めの抱き心地が好みならポリエステル綿や低反発ウレタン素材、柔らかめが好みであれば羽根素材や超極小ビーズがおすすめです。
妊婦が抱き枕を選ぶポイントとして3つ目は、肌ざわりです。肌触りは抱き枕の表面に使用されている素材で異なります。
抱き枕の素材で多いのが、綿・パイル生地・ポリエステル・ナイロンなどの素材です。肌ざわりが良く滑らかな素材は綿でしょう。パイル生地も、ふんわりと柔らかく、気持ちの素材です。ポリエステル・ナイロンは耐久性に優れた素材です。好みにもよりますが、肌触りで選ぶならば、綿かパイル生地がおすすめです。
妊婦が抱き枕を選ぶポイントとして4つ目は、手入れのしやすさです。抱き枕は毎日使用するものなので、こまめに洗う必要があるでしょう。また、授乳クッションとして使用する場合は、赤ちゃんがミルクを吐き戻すので、汚れることも多々あります。清潔な状態を保てるように、カバーを取り外して洗えるものか本体ごと丸洗いできる抱き枕を選びましょう。
妊婦が抱き枕を選ぶポイントとして5つ目は、産後も使えるかどうかです。抱き枕によって産後も使用しやすいタイプがあり、産後どのように使用するかで選ぶ抱き枕の形状が変わってくるでしょう。
C型は、産後は授乳クッションや背もたれ、座布団など使用用途が幅広いでしょう。I型は棒状なので通常の枕として、U字型は背もたれクッション、肘置きなどで使用できます。ただ、サイズが大きいので置くスペースが必要になるでしょう。
妊婦さんにオススメの抱き枕16選と選び方、妊婦さんが抱き枕を選ぶポイントについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
妊娠中は何かと眠りにくいこともありますが、抱き枕によってバランスを取りやすくなり寝心地がアップするでしょう。色々な種類の抱き枕が販売されているので、自分の体に合ったものを選び、抱き枕で妊娠中もより快適な眠りを目指しましょう。