結婚式を挙げるとなると意外と費用がかかるもので、平均して140万円くらいから、50人を超える規模の結婚式となると250万円~300万円くらいかかってしまうことがあります。
10人~30人くらいの小規模な結婚式でも、平均費用は140万円~200万円と決して安くはありません。結婚式を挙げたい方は、式を挙げるためには意外と費用がかかるものだということを知っておいてください。
結婚式に向けて貯金をしている人は、50万円~150万円くらいは結婚式に備えて貯金しているそうです。
結婚式ではご祝儀などもいただけるため、全てを貯金で賄わなければならないという訳ではありません。また両親から援助がもらえる場合もあるでしょう。しかしそれでも、自己負担しなければならない部分が相当あります。
結婚式の費用をなるべく安く抑えるためには、節約できるポイントでしっかり節約していくことが大切です。
全てを結婚式場に任せてしまうと、知らないうちに大きな金額になりやすいです。そこで、ここでは結婚式費用を節約したいときに押さえておきたいポイントについて紹介します。
自分たちで作れるものは自分たちでハンドメイドする、外注できるものは外注するのがポイントです。
結婚式の節約ポイント1つ目は、結婚式関連の情報サイトから「式場紹介サービス」を活用することです。式場紹介サービスを使うとマージンが発生して高くなるのではと考えがちですが、そういったケースは少ないでしょう。
活用することで受けられる割引サービスや安価なプランの提供があったり、式場紹介サービスを活用したことで特典がついたりする場合があります。節約につながるサービスが提供されていることが多いので、ぜひ確認してみてください。
次に紹介する節約ポイントの「テーマを明確にする」というのは、結婚式をどんな風に挙げるのか、どういった結婚式にしたいのかをあらかじめ2人で話し合って決めておくということです。
最初からテーマが明確になっていれば、力を入れたい部分とそうではない部分を分けることができ、節約できるポイントが分かりやすくなります。何も決めずに式場に行ってしまうと、ついついお高いプランを選びがちになるという理由もあります。
結婚式の節約ポイント3つ目は、「ウェルカムボード」を手作りして節約する方法です。ウェルカムボードは通常、結婚式会場がどこにあるのかを示すために使われています。
長い間ゲストの目に触れる物ではないこと、2人で手作りすれば個性的かつ結婚式の良い思い出になることから、節約目的でなくても自作している場合が多いです。そのため、手作りしても節約のためだとは思われにくいでしょう。
もし写真撮影や動画撮影に慣れている友人や家族がいるなら、結婚式の撮影をお願いすることで節約することができます。
ただ注意したいのは、結婚式に慣れていない人だと、どういうポイントやアングルで撮ればよいのか分かっていない場合があるということです。
心配な場合は、あらかじめ撮影ポイントやアングルを話し合っておくか、式場のカメラマンではなく、安価な外部のカメラマンを起用する方法もあります。
結婚式ではよくムービーを上映しますが、この作成を頼んでしまうと数十万かかるケースも珍しくはないため、自分たちでムービー作成に挑戦してみるのもよい節約となります。
自作するか、動画編集の得意な友人や知人に依頼する以外に、式場専門ではない業者に外注する方法もあります。ただしその場合は、持ち込み料が発生する場合やムービーのクオリティが下がる可能性があるというデメリットもあります。
結婚式で使うゲストへの「招待状」や「席次表」、「メニュー」などのペーパーアイテムを、自分たちでハンドメイドすることや外注することで大きな節約になるでしょう。
招待状は、雛型をインターネットから探して好みのものをDLすることができます。また自分たちでハンドメイドすれば個性を出すことができ、ゲスト1人1人にメッセージを書けるでしょう。ただし、自作するにはそれなりに時間がかかります。
結婚式での節約ポイントとして、アクセサリーや小物類は基本的に持ち込みができる場合が多いので、自分の気に入ったアクセサリーを使っても節約できます。
あまりに安っぽいものを使ってしまうと、写真に残ってしまうので気をつけた方がよいですが、イミテーションダイヤを使うなどで品質を保ちつつ、安くあげることはできます。アクセサリーはそれほど人の目に触れないため、思い切って節約してみましょう。
結婚式では衣装関係にもかなり費用がかかるので、思い切ってお色直しをなくしたり、回数を減らしたり、なるべく持ち込みをするなどで節約することが可能です。
お色直しをするだけで、20万円くらいはかかると言われています。とくに着たい衣装がないのであれば、思い切ってお色直しをしないだけでもかなりの費用を節約することができるでしょう。また、お色直しの回数を減らす、ドレスを持ち込むことも節約には効果的です。
結婚式場を飾る装花やブーケなどには、結婚式の定番の花ではなく旬の季節の花を使うことも節約ポイントです。
季節の花を使うことで、費用を安く抑えることができます。また通年にわたって、よく出回っている花を使ってもよいでしょう。
結婚式の節約ポイントについて紹介してきました。しかし、中には節約したことが目立ってしまいやすい節約NGなものがあるので、そちらについても紹介します。
結婚式費用を節約したい場合でも、ここで紹介したものはなるべく切り詰めすぎないようにした方がよいでしょう。
結婚式で節約NGなものの1つ目は料理ですが、その理由は、安価かどうかが目立ちやすいことと人の記憶に残りやすい点にあります。
食に敏感な人は意外と多く、料理にどの位のお金がかかっているのかがおおよそ分かってしまいます。また料理の質と量のバランスが悪い場合も記憶に残りやすく、「料理が少なかった」と言われないためにも、節約しすぎないようにしましょう。
注文できるドリンクの数を絞ることで節約することもできますが、ドリンクで節約する場合も料理と同じく節約が目立ちやすいので、なるべく控えた方がよいでしょう。
よく結婚式に参加している人ならとくに、「今回の結婚式はドリンクメニューが少なかった」と分かってしまいます。節約はしやすいですが節約したことが分かりやすい部分なので、ドリンクの種類には気をつけましょう。
意外なところでは引出物関係も節約したことが分かりやすいため、なるべく節約NGにした方がよいです。
カタログギフトなら目立たないと思っても、頼める物の金額から推察することが可能です。好みのものを引出物にできるカタログギフトは便利ですが、節約したことが分かりやすいので注意しましょう。
結婚式で使われる装花は結婚式のイメージとして印象が強く、また写真にも残るため、節約しすぎてしまうと結婚式が寂しい雰囲気になってしまいます。
装花を節約したい場合は、雑貨を使って華やかに仕上げたり、季節の花をメインに使ってみたり、あるいは中に造花をまぜて節約するなどの方法をとってみましょう。花を節約しすぎて、見た目が寂しくなるのはNGです。
結婚式にはかなりのお金がかかりますが、節約することは可能です。ただ、節約すべきでないポイントで節約してしまうと、ゲストにケチったと思われてしまうことがあるので注意が必要です。
節約してもよいポイントと節約NGのポイントを押さえて、賢く節約して素敵な結婚式を挙げましょう。