みなさんは年の離れた人を好きになったり、結婚を視野に入れて付き合ったことはあるでしょうか。年が離れた男女が結婚することを、よく「年の差婚」といった言葉で表現します。
年の差婚夫婦は、同世代のパートナーと結婚した夫婦とどのような違いやメリット・デメリットがあるのでしょうか。この記事では年の差婚について特集しているので、ぜひ最後までご覧ください。
何歳の差で「年の差婚」であると感じるのかは、人によって異なります。ですが、一回り近く年が離れていたり、パートナーの年齢が両親と大差なかったのならば、おそらく多くの人が「年の差婚」であると感じるでしょう。
年齢が大きく離れた相手と結婚することには、メリットもあればデメリットもあります。
感情だけで衝動的に結婚するのではなく、年の差婚の長所・短所について知り、冷静に考えることも必要でしょう。
年の離れた相手と結婚して、誰もがうらやむような幸せな結婚生活を送っている人も少なくありません。
では、年の差婚にはいったいどのようなメリットがあるのでしょうか。同世代とは違い、年の離れたパートナーにはどのような魅力があるのでしょうか。
ここからは、年の差婚ならではのメリットを5つピックアップしてご紹介していきます。
年の差婚のメリットとしてまず挙げられるのが、相手と年齢が離れていることがよい刺激となり、お互いが人間的に成長できるということです。
自分より年上のパートナーをもつと、人生経験豊富な相手から多くのことを学べるでしょうし、自分よりも年下の人と結婚すれば、相手の若さや柔軟な思考などに刺激を受けることができます。
同世代の人と結婚した場合よりも、年の差のある相手と結婚したほうが喧嘩が少なくなりやすいというのも年の差婚ならではのメリットとして挙げられるでしょう。
多くの場合、年上のパートナーが大人になって折れてくれるため、感情的な言い合いや喧嘩に発展しにくいです。
他方で同世代同士の夫婦の場合、どちらも折れずにお互いに張りあってしまう部分も少なからずあるため、年の差婚夫婦よりも喧嘩の回数が増える傾向にあります。
結婚相手と年齢が離れているということは、異なる時代で育ち、異なる体験や価値観をもつ相手と一緒に暮らすということを意味します。
いい意味でジェネレーションギャップがあるからこそ、パートナーとの会話を通じて常に新しい発見や驚きがあり、飽きることは少ないでしょう。
そのため、夫婦間のコミュニケーションが活性化しますし、マンネリに陥りにくいと言えます。
平穏な結婚生活を送れるというのも、年の差婚のメリットのひとつに数えられます。
自分よりも年の離れた相手と結婚すると、相手の落ち着いた雰囲気や振る舞い、成熟した考えや価値観に安心感を覚えるでしょう。
もちろん年齢を重ねていれば、無条件で精神年齢が高くなるというわけではありません。しかし、同世代よりも年上のほうが人生の経験値が豊富で包容力があるため、一緒にいて安心できることが多いと言えるでしょう。
年の差婚のメリットのひとつとして忘れてはならないのが、経済面で苦労する心配が少ない傾向にあるということです。
30代・40代は、20代よりも貯蓄額が多く年収も高い傾向にあるため、自分よりも年上の人と結婚すると、経済的に安定した生活を送れるでしょう。
お金がないことが原因で口論になったり、夫婦関係が悪化することも少なくありませんが、年の差婚ならばそういった心配は少なくなるかもしれません。
以上では、年の差婚の主なメリットについて解説してきました。しかし、年が離れた相手と結婚することには、当然ながらメリットだけでなくデメリットも存在します。
では、年の差婚のデメリットとは具体的にどのようなものなのでしょうか?ここからは、年の差婚にありがちなデメリットを3つピックアップしてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
年の差婚のデメリットとしてまず考えられるのが、話が噛み合わないときがあるということです。
年齢が離れていれば2人の間にはジェネレーションギャップが少なからず生じますし、価値観・考え方や生まれ育った時代の違いなどで、相手との会話がしっくりこないときもあります。
結婚相手とコミュニケーションが上手くいかずに、寂しい思いをする可能性もあるでしょう。
将来に対する不安感が強いというのも、年の差婚にありがちなデメリットのひとつとして挙げられます。
たとえば自分が20代の時に50代と結婚した場合、自分が40代になった時には相手は70代に突入しているため、相手が定年後にどうやって収入を得て生活をしていくのか不安に感じるでしょう。
また、自分よりも早く老いるパートナーの介護をしなければならない可能性もあります。
年の差婚のデメリットとして知っておきたいのが、周囲の目が気になるということです。
結婚相手と一回り以上年齢差がある場合、「なんであんなに年上の人と結婚したのか?」「自分よりもずっと年上の相手と結婚するなんて」と心ない言葉をかけられることもあるでしょう。
また、年があまりにも離れているあまり、周囲の人に夫婦ではなく親子であると誤解されることもあるでしょう。
年の差婚にはメリットもあれば、少なからぬデメリットも存在します。ですが、年齢差があるかどうかよりも、お互いに相性がよく思いやれるかどうかといった点のほうが結婚生活では重要だと言えるでしょう。
世の中には、年の離れた人と結婚して幸せな家庭を築いている人は多くいます。ここからは、芸能界の年の差夫婦について見ていきましょう。
芸能界の年の差カップルとしてまず名前が挙がるのが、加藤茶さんと一般女性です。
昭和を代表するお笑い芸人である加藤茶さんは戦前の1943年生まれであり、結婚相手の一般女性は加藤茶さんよりも45歳年下です。
二人が結婚したのは加藤茶さんが68歳、お相手の女性が23歳の時でした。
EXILEのリーダーであるHIROさんと、女優の上戸彩さんも年の差婚とされる芸能人カップルです。
夫のHIROさんは1969年生まれであるのに対して、妻の上戸彩さんは1985年生まれであり、二人の年の差は16歳となっています。
2012年に結婚し、二人のお子さんが生まれています。
芸能界の年の差婚夫婦と言えば、市原正親さんと篠原涼子さんを思い浮かべる方も少なくないことでしょう。
夫である市原正親さんは1949年生まれであるのに対して、妻の篠原涼子さんは1973年生まれなので、二人の年齢は24歳離れていることになります。
俳優の石田純一さんとゴルファーの東尾理子さんも、年が離れている芸能人夫婦として挙げられるでしょう。
1975年生まれの東尾理子さんに対し、石田純一さんは1954年生まれですので、二人の年齢差は21歳となります。
なお、東尾理子さんの父親である東尾修さんと石田純一さんの年齢差は4歳ですので、ほぼ同世代だと言えるでしょう。
女優として活躍した堀北真希さんと俳優の山本耕史さんも、年齢差がある芸能人夫婦です。二人は2015年に結婚しました。
堀北真希さんが1988年生まれであるのに対し、山本耕史さんは1976年生まれであり、二人は12歳年齢が離れていることになります。
今回は年の差婚のメリット・デメリットについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか?
年の差婚の長所・短所についてよく理解し、お互いにしっかりと話し合った上で年が離れた恋人と結婚すれば、きっと幸せな結婚生活が送れるでしょう。