結婚をすることになれば結婚式や新生活の準備など、いろいろとしなければいけないことが急に増えることになります。しかし、これらのことを始める前にまずは結婚をすることになったことをお互いの両親に報告と挨拶をしなければなりません。
結婚の報告や挨拶をする前から、すでに仲良く接しているという人もいますが、結婚の挨拶で信用を失うようなことをすることはできないので、しっかりとマナーを守る必要があります。
両親に結婚の挨拶をする場合、急に両親のところへ行き、いきなり結婚の報告をしたりはできません。また、事前に連絡をするとしても、前日に連絡をして急に時間を空けてもらうことも避けなければなりません。
結婚の挨拶をする場合は、両親と自分たちの準備を整える必要もあるので、必ず時間にゆとりを持って挨拶の日時を調整する必要があります。また、その挨拶の日までに下準備を整えておかなければなりません。
両親に挨拶をする日時を調整できれば、その日までに自分たちは挨拶をするための準備を整える必要があります。結婚の挨拶の準備には服の準備や手土産の準備、両親が遠方に住んでいる場合は新幹線や飛行機、宿泊の準備などが必要になります。
また、挨拶をする際には両親といろいろなことを話すことになるため、お互いの両親の性格や趣味、避けるべき話題などの情報を共有しておくようにしましょう。
両親への挨拶はプロポーズが済んで、結婚することが決まってからとなります。入籍や結婚式準備などは結婚挨拶が終わってからになるので、挨拶の日まで時間があるからと勝手に進めないようにしましょう。これらを勝手に進めてしまうと、トラブルの原因となる場合もあります。
また、両親への挨拶は基本的に女性側からとなります。そのため、男性側の実家の方が近いからと先に挨拶をするようなことは避けましょう。
結婚をすることが決まれば、まずは両親への挨拶から始める必要があります。結婚の挨拶は重要な場であり、マナーも必要となります。
もし、その結婚の挨拶の場で相手の両親に失礼なことをしてしまうと、悪い印象を与えてしまう可能性があります。また、最悪の場合はトラブルへと発展してしまう可能性もあります。
そのため、結婚の挨拶をする場合は、その流れと正しい方法を事前に把握しておく必要があります。
結婚の挨拶は事前に連絡をして日時を調整する必要があります。両親と自分たちの準備があるので、2週間程ゆとりを持って調整しましょう。
挨拶に行く時間帯は、両親側から時間の指定がなければ、食事の手間をかけさせないために昼食や夕食などの時間帯を避けて、14時〜15時くらいで調整しましょう。
また、日時調整の連絡をする際には両親に結婚相手の名前、年齢、職業などの軽い情報を伝えておきましょう。
結婚の挨拶は2週間程度のゆとりを持って日時調整することが望ましいです。この2週間の間に挨拶の準備を整えます。結婚の挨拶の準備には服や手土産、両親が遠方に住んでいる場合は新幹線や飛行機、宿泊の準備などが必要になります。
また、結婚の挨拶は2人で行うため、準備も2人で行うものが多いですが、中には男性と女性でそれぞれ準備しておくべきことが異なる部分もあります。
女性の場合は結婚の挨拶へ行くまでに身だしなみを整えておきましょう。特に、髪色やネイルなどで見た目が派手になっている場合は上品で清楚な印象が与えられるように変えておきましょう。
これらを派手にしていると、両親の世代によってはあまり良い印象を持たれない可能性もあります。また、男性側の両親に良い印象を持ってもらえるように、明るい表情で話すことや、言葉遣い、マナーなどを把握しておくようにしましょう。
男性も女性と同様に身だしなみを整えておくことは重要です。また、男性と女性のどちらの両親であっても、結婚の挨拶は男性主導で行うので、率先して会話を進めることも重要となります。
そのため、男性は女性側の両親の情報をしっかりと事前に女性から聞いて把握しておく必要があります。ただし、紹介や話しの切り出しは女性に行ってもらう必要もあるので、2人で会話の流れを打ち合わせてしておくことも必要となります。
両親に結婚の挨拶をする際には、男性も女性も身だしなみを整えておくことが重要です。特に、服装は見た目の印象に大きく影響を与えるため、入念に準備しておく必要があります。
服装も男性と女性で、事前に準備しておく内容が異なるので、両親に失礼のないように、それぞれ適した服を準備しておきましょう。
女性は清楚かつ、上品な服装を心がけるようにし、パンツよりもスカートの方が望ましいでしょう。ただし、座ったり、立ったりすることがあるので、丈が短いスカートやタイトなスカートは避けましょう。
また、メイクは控えめにして、髪はまとめておきましょう。靴は脱いだり、履いたりするときに手間がかからないパンプスがいいでしょう。
結婚の挨拶は両親に結婚を認めてもらうための重要な場となります。そのため、男性は基本的に結婚の挨拶はスーツを着用するようにしましょう。
スーツは挨拶用に新しく購入する必要はなく、仕事で使っている物があれば、そのビジネススーツで大丈夫です。もし、スーツを持っていない場合は、その後のお互いの両親の顔合わせなどで必要になるので、購入する様にしておきましょう。
結婚の挨拶は、当然ながら男性側と女性側の両方の両親に行います。そのため、男性は女性の両親に、女性は男性の両親に結婚の挨拶をすることになります。その際に、緊張してうまくセリフが出てこなくなってしまう人も多くいます。
そのような状況を避けるためにも、両親への結婚のセリフは事前に準備しておき、緊張してもそのセリフが言えるように練習をしておきましょう。
女性が男性の両親に結婚の挨拶をする際には、男性の両親から結婚の許しをもらうのではなく、男性からプロポーズをされて、それを受けたことを報告する意味合いが強いです。
そのため、女性の結婚の挨拶は「先日、(男性)さんからプロポーズの言葉をいただきました。私も幸せな家庭を (男性)さんと築いてまいりたいと思っておりますので、 ふつつか者ですが、どうか末永くよろしくお願いいたします。」のようになります。
男性が女性の両親に結婚の挨拶をする際には、女性の両親から結婚の許しをもらうセリフが一般的です。
そのため、男性の結婚の挨拶は「私は(女性)さんとお付き合いをさせていただき、結婚をしたいと考えています。まだ未熟者で至らない点も多々ありますが、(女性)さんと一緒に幸せな家庭を築いて行きたいと思っています。どうか、私たちの結婚をお許しください」のようになります。
結婚の挨拶は両親に結婚の報告をしたり、許しをもらったりする重要な場となります。そのため、相手は両親ではありますが、失礼のないようにマナーをしっかりと守る必要があるので、注意すべき点も多くあります。
その結婚の挨拶でマナーを守ることができていないと、両親からの印象が悪くなってしまうこともあるので、必ず注意点は把握しておきましょう。
妊娠をしている場合は挨拶へ行く前に、男性と女性のそれぞれの自分の両親に妊娠の報告を先にしておきましょう。また、男性は女性の両親に結婚の挨拶をする際には、妊娠に関わらず結婚の意思がある真剣な交際であった、結婚と妊娠の順序が逆になったことの謝罪を伝えるようにしましょう。
妊娠後の挨拶に不安を感じる人もいますが、今では授かり婚も珍しくないので、結婚の挨拶は遅らせず、誠意ある挨拶をすることを心がけましょう。
結婚式の挨拶に行く際には手土産が必要です。手土産は両親の好みに合わせた物を用意します。ただし、手土産の予算は3000円ほどにして、高すぎる物は避けるようにしましょう。
また、両親の家の近くで購入できる物であれば、値段がわかってしまう可能性があり、お菓子の場合は何度も食べている場合もあります。そのため、慌てて実家の近くで購入しなくても良いように、手土産は事前に準備しておきましょう。
結婚の挨拶は結婚の報告や許しをもらう大切な場となります。そのため、当然ながら遅刻は厳禁です。しかし、天候や渋滞などによってどうして遅刻してしまうという場合もあります。
そのため、万が一に備えて、必ず早めに出発して約束の時間まで実家の近くで過ごすくらいのゆとりを持ちましょう。また、大雨や台風などで実家の往復が困難になりそうな場合は、早めに日時の再調整をするようにしましょう。
結婚式の挨拶では身だしなみのマナーは重要です。そのため、実家の前に着いたら2人でお互いの身だしなみをチェックし合うようにしましょう。また、その際にコートを着ている場合は脱ぐようにしましょう。
玄関に入るところから、両親に失礼のないようにいろいろなマナーを守って行く必要があるので、挨拶が済んで家から出るまでは気を抜かないようにしましょう。
玄関に入ったら、いきなり家に上がってはいけません。家に上がるのは両親からの許可を得てからにしましょう。
また、両親からの許可を得る前に、まずは玄関で両親に対して時間を作ってもらったお礼や結婚相手の紹介などの簡単な挨拶をしましょう。手土産は後に渡すので、このときに渡してはいけません。
その後も、靴の脱ぎ方や部屋への入り方、手土産を渡すタイミングなどいろいろなことに注意する必要があります。
結婚の挨拶は両親に結婚の報告や許しをもらう大切な場になります。そのため、マナー違反をしたり、準備不足であったりなどすると、両親からの印象が悪くなってしまいます。
そのような状況を避けるためにも、両親に対して失礼のないよう結婚の挨拶に行く際には事前にしっかりと下準備をしておきましょう。下準備を整えておくことで、スムーズで円滑な挨拶をしやすくなります。