結婚式の席次表とは、披露宴での座り方の順番が肩書きと共に書かれたもので、受付の人に御祝儀を渡して名前を書いてから受け取ります。
参列ゲストの名前と肩書きだけでなく、新郎新婦の高砂席やテーブルのレイアウトがわかるように書かれています。1.5次会場の結婚パーティーや少人数制の披露宴の場合は、披露宴の入り口にボードで表示することもあります。
参列ゲストが持ち帰るものなので、可愛いものが作れたら理想です。
席次表には、基本的なマナーがいくつかあります。結婚式をやるのが初めてという方がほとんどなので、マナーについてあまり知らない新郎新婦の方も多いのではないでしょうか。
席の配置、肩書きや敬称について、レイアウトや席次表の基本的なマナーを3つ紹介していきます。
席次表のマナー1つ目は、席の配置についてです。
まず、新郎新婦の高砂席に向かって左側が新郎の参列ゲスト、右側に新婦の参列ゲストが座るように考えます。そして、上座から主賓、仕事の関係者、友人と並び、下座に親族が着席するようにしましょう。
地方やパーティーによっては、親族が上座に着席する場合もあります。大まかな位置を踏まえて、参列ゲストの配置を考えていきましょう。
席次表のマナー2つ目は、肩書きと敬称についてです。
仕事やプライベートでお世話になった人や親密な先輩など、参列してもらうゲストとの関係性はさまざまですが、年齢問わず役職順に上座側から着席してもらうことが一般的とされています。
ただし、同じ役職の方がいることも多いので、その場合は年齢順に並べるとわかりやすく配置できます。座席の順番で仕事関係者の方々に失礼がないように配慮していきましょう。
席次表のマナー3つ目は、レイアウトの基本です。参列ゲストの中には、仲良くない友人同士や、関係の良くない親族など、複雑な関係性の人も含まれている場合があります。
結婚式を気持ち良く楽しんでもらうためにも、一般的なマナーを踏まえつつ、仲が悪い人同士の座席を離したり、仲良い人同士がなるべく近くになるように配置したりするなど、位置を配慮して選びましょう。
結婚式の披露宴の座席は、雰囲気作りに関わる大事なポイントです。
席次表は、結婚式の披露宴で準備が必要なペーパーアイテムの1つです。
座席が書いてあるだけでなく、新郎新婦のアイディアが込められたページがあったり、披露宴の雰囲気やカラーを合わせたデザインにしてあったりしますので、どのような席次表にするか拘りたいという新郎新婦の方も多いのではないでしょうか。
席次表を手作りする場合と、会場や業者に依頼する場合のメリット・デメリットについて紹介していきます。
最近では、さまざまなウェディングアイテムを手作りする方が増えています。
席次表だけでなく、席礼やフォトプロップスなど、可愛いデザインのテンプレートを載せているサイトがたくさんあります。
席次表を手作りするメリットやデメリットは、どのようなものがあるのかご紹介します。
席次表を手作りするメリットは、披露宴の雰囲気やカラーに合わせて、好みのデザインに仕上げられるところです。
ペーパーアイテムであれば、素人の方でも簡単に手作りでき、失敗することが少ないのも嬉しいポイントになります。
さらに、手作りすることでコストを減らせるのも嬉しいポイントです。数百円単位だとしても、何枚も作ることを考えれば全体で大きな差が出てきます。
席次表を手作りするデメリットは、作業をする時間が必要なところです。
結婚式の準備は、他にも決めることがたくさんあるので、共働きで仕事をしている人やパソコンが苦手な人、細かい作業が苦手な人にとって、負担になってしまう可能性があります。
結婚式前は、準備に追われてとても大変な時期なので、なるべく時間に余裕があり、物作りが好きな人であれば、焦らず作成できるでしょう。
席次表を依頼する方法は2通りあり、実際に結婚式を挙げる会場に依頼する場合と、席次表やペーパーアイテムなどを専門に扱っている業者に依頼する場合があります。
結婚式の会場によっては、その式場以外のものを扱えない場合もあるので確認が必要です。
それでは、席次表の作成を依頼するメリットとデメリットには、どのようなものがあるか紹介します。
席次表の作成を依頼するメリットは、結婚式の準備にかかる時間を大幅に削減できるということです。
結婚式には席次表だけではなく、他にもたくさんのものを準備する必要があり、プランナーさんとの話し合いにも時間を使うので、共働きで忙しい新郎新婦の方や、細かい作業に時間を使う余裕がない人は、式場や業者に依頼することで、時間をより有効に活用できます。
名前を間違えるミスなどが少ないのも安心です。
席次表の作成を依頼するデメリットは、席次表のデザインや内容にこだわれないことや、コストがかかるということです。
式場や業者に依頼すると、決まったデザインしかなく、選択肢が少なくなってしまううえに、ペーパーアイテムだけでかなりのお金がかかってしまいます。
披露宴やドレスのテーマカラーに合わせてペーパーアイテムを揃えたい人や、できるだけコストを抑えて他の部分にお金をかけたいという人におすすめです。
席次表を手作りする場合と業者に依頼する場合では、メリット・デメリットが違い、とくに新郎新婦が使える時間に大きな差があります。
それでは、席次表を手作りする場合と業者に依頼する場合、それぞれどのくらい時間が必要なのか解説していきますので、参考にしてみてください。
手作りする場合は、まず招待状の返事から出欠を確認し、参列してもらうゲストの整理をします。パソコンで作り始めてから、印刷、カットなどの作業をするので、早い人で1週間、遅くても5ヶ月ほどかかるのではないでしょうか。
しかし、作業にどのくらい時間を使えるかで差が出てくるので、ギリギリにならないように、ゲストの出欠の確認前にはデザインなどを考えておきましょう。
依頼する場合は、招待状の出欠を確認してから、式場や業者に参列ゲストの名前や載せてもらう内容を送ります。
そこから、式場や業者が席次表を作ってくれるので、デザインを決定してから最終案の確認をし、出来上がるまでが2、3ヶ月程度はかかるといわれています。
出来上がるまでの時間はかかりますが、参列ゲストの名前と記載する内容を決めて報告するだけなので、新郎新婦の負担になる時間はあまりないでしょう。
席次表には、参列ゲストの席順だけでなく、他にもさまざまな内容を載せることが多いのではないでしょうか。
受付をしてから式が始まるまでや、披露宴のお色直し中など、参列ゲストが待つ時間を埋められるように気遣いとして必要だといわれています。
どのような内容を記載すれば良いか迷っている新郎新婦の方も多いのではないでしょうか。席次表に記載する内容のアイディア3つ紹介していきますので、参考にしてください。
席次表に記載する内容1つ目は、プロフィールを入れることです。
席次表には、参列ゲストの席順以外にプロフィールを載せるのが基本になっています。披露宴でのプロフィールムービーの流れをよりスムーズに見てもらうために、席次表にプロフィールを載せておくことで、参列ゲストにわかりやすく伝わるでしょう。
そして、ゲスト卓の話が盛り上がるきっかけにもなるので、知らない人同士のいるテーブルでも役立ちます。
席次表に記載する内容2つ目は、披露宴で出すお料理のメニュー表です。
メニュー表があることで料理の順番がわかりやすく、料理を楽しみにしてくれている人や、あまり量を食べられない人の調整に役立ちます。
お料理は、参列ゲストに対するおもてなしの一つなので、わかりやすいメニューはとても大事です。
席次表に記載する基本的なプロフィールやメニュー表以外には、新郎新婦から参列ゲストへのメッセージや、披露宴のプログラム、新居や普段のプライベートの紹介などがあります。
他とは違った形で楽しんでもらいたいと考えている方は、席次表にいろいろなアイディアを入れてみると喜ばれるでしょう。
最近では、さまざまなウェディングアイテムを手作りする方が増えているので、席次表のテンプレートを提供しているサイトやアプリもたくさんあります。
デザインがたくさんあるので、自分の理想的なデザインにしたい人にはとてもおすすめです。席次表を手作りする場合におすすめのテンプレートと、席次表を作成できるアプリを紹介していきます。
席次表を手作りする場合におすすめのテンプレートサイトは、DELLA WAYです。
DELLA WAYは、クラシックなデザインやかわいいデザイン、アンティークなデザインなど、イメージに合わせたデザインが豊富に用意されていて、選びやすいのが特徴になります。
中でも、テーマカラーに合わせたデザインは、披露宴に合わせた作りにできるのでおすすめです。他には、タグやリボンを使ったアレンジ特集の記事も掲載されています。
席次表を作成できるおすすめのアプリは、blessです。
blessは、パソコンがなくてもスマホだけで簡単に席次表が作れるアプリで、かわいいデザインの種類も多く、誰にでもわかりやすいのが特徴になります。
デザイン決めから発注までをアプリで行えば、後は業者が印刷してくれるので、忙しい新郎新婦の方にもぴったりです。
席次表のマナーや席次表を手作り、依頼するメリットやデメリット、席次表の内容について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
結婚式には、決めないといけないことや準備がたくさんあるので、席次表を後回しにしてしまう方も多く見受けられます。席次表は、披露宴の中で、新郎新婦の個性を出せる部分でもあるので、何でもいいと思わずにできるだけの工夫をしてみましょう。
自分たちの色や雰囲気が出せる、素敵な結婚式にしてください。