結婚式の受付をお願いするために知っておきたい8つのポイント

結婚式の受付とは

結婚式の受付とは、結婚式の参列するゲストを出迎え、記帳やご祝儀の預かりなどを行う仕事を意味します。結婚式に参列するゲストの人数によって受付の人数も異なり、ゲスト100人前後であれば受付は4人にお願いするといいでしょう。


結婚式に来場するゲストに対し失礼のない立ち振る舞いをしてもらうためにも、信頼のおける友人や知人などに受付をお願いするのがおすすめです。

結婚式の受付をお願いするには

結婚式の受付をお願いするには、結婚式の招待状を送付する前に相手へ依頼しましょう。受付の人数が4人の場合は、新郎新婦がそれぞれ2名の方に依頼するのが一般的です。


受付をお願いした方は、披露宴開始の1時間から1時間半前には式場に来てもらう必要があり、受付をしてくれたお礼をポチ袋に入れて渡すのがマナーです。


受付に渡すお礼の相場は3,000円~5,000円程度で、両家の親から相手へお礼を渡してもらいます。

誰にお願いするかを決める

結婚式の受付をお願いする方は、ゲストに対する対応力があり、信頼のおける友人の中から選ぶのがおすすめです。受付では、ゲストからご祝儀を預かったり、帳簿に記帳をお願いする仕事が中心となります。


また受付にいるとゲストからトイレや喫煙所などの場所を聞かれるケースもあります。結婚式に参列するゲストをスムーズに式場へとご案内し、ゲストに失礼のない対応ができる方にお願いするといいでしょう。

直接会ってお願いする

結婚式の受付をお願いする際は、受付を依頼する本人に直接会って依頼をしましょう。結婚式では、主賓挨拶や余興、当日の受付など、いろいろな役割をお願いする機会があります。


自分たちの結婚式をよりよくするため、結婚式当日に仕事を担ってもらうのです。自分たちが開催するイベントだからこそ、感謝の気持ちを込めて依頼するのがマナーです。メールや電話では、相手に不快な気持ちを与えかねないので注意しましょう。

結婚式で受付をお願いする際の8つのポイント

結婚式の受付をお願いする際は、受付の人選、当日の役割分担など、押さえるべきポイントがいくかあります。結婚式の受付は、結婚式の顔とも言える重要な役割を果たし、披露宴を定刻通りスタートさせるためにもスムーズな進行が求められる仕事です。


新郎新婦にとって信頼のおける友人に結婚式の3か月前を目安に依頼をし、結婚式の前日までに打ち合わせを行います。では、結婚式で受付をお願いするポイントについてご紹介します。

ポイント1:受付の主な役割を把握しておく

受付は、記帳の催促、ご祝儀の授受、席次表の配布などが主な役割となります。新郎新婦自身も受付の役割を把握し、当日の流れを理解しておくことが重要です。


また受付で預かるご祝儀は現金のため、受付終了後は誰が管理するかも事前に決めておき、ご祝儀を紛失しないよう十分注意しましょう。心配な点があれば式場スタッフへも事前に共有し、当日トラブルにならないようしっかりと役割分担を決めておきましょう。

ポイント2:信頼のおける人にお願いする

結婚式の受付は、丁寧な対応と時間厳守の観点から、信頼のおける人にお願いするようにしましょう。結婚式の受付はゲストが来場する前に式場に来てもらう必要があるため、時間にルーズな方は避けるのがおすすめです。


参列するゲスト人数にもよりますが、当日の受付はゲストが同じ時間帯に来場するため忙しくなります。受付の途中で勝手にいなくなったり、途中で受付の仕事を放棄されるとトラブルになりかねないので注意しましょう。

ポイント3:お願いするタイミング

結婚式の受付をお願いする場合は、招待状を送る前にお願いするのが一般的です。結婚式の招待状は、結婚式の2か月から3か月前に送付します。受付を依頼した方への招待状には、招待状とは別で当日受付をお願いする旨と当日の集合時間などを記載します。


結婚式に参列する方の中には、当日の午前中に美容院でヘアセットする方や着付けを必要とする方もいます。早めに準備をしてもらうためにも、早い時期で伝えるのがマナーです。

ポイント4:「なぜお願いしたいのか」気持ちを伝える

結婚式の受付をお願いする際は、相手になぜ受付をお願いするのかという気持ちを伝えることも重要なポイントです。


受付をお願いする方の多くは、学生時代から仲のいい友人や会社の同僚・同期が多い傾向にあります。ゲストの人数やどんな方が来場予定かなどの情報も含め、信頼しているからこそ受付をお願いしたい旨を伝えましょう。

ポイント5:結婚式前日までに打ち合わせを済ませておく

結婚式の受付をお願いする方へは、前日までに打ち合わせを行うのが一般的です。


結婚式当日、新郎新婦は早い時間から式場に向かい、さまざまな準備を行います。当日受付を担当する方と話し合うような時間はありません。


また受付を依頼した方が万が一集合時間に遅れた場合でも、事前に打ち合わせを行っておけば役割分担をスムーズに変更することができます。結婚式当日にトラブルを招かないよう、事前の準備をしっかり行いましょう。

ポイント6:どうしても遠方からのゲストに受付をお願いする場合

結婚式の受付をどうしても遠方の方にお願いしなければならない場合は、お礼に合わせてささやかな贈り物を加えるなどの心配りをしましょう。


本来であれば結婚式の受付は、集合時間が早いこと、公共の交通機関を長時間使用するため遅延のリスクが高いことも踏まえ、遠方に住んでいる方は避けることをおすすめします。


遠方の方へのお礼は、金額を相場よりも増額するか、お礼と一緒にお菓子などのプレゼントを添えましょう。

ポイント7:受付をお願いした方に対するお礼の品を決めておく

結婚式の受付をお願いした方へは、両家の親からお礼を渡すのがマナーです。お礼の相場は3,000円~5,000円で、現金や商品券、クオカードなどをポチ袋に入れて結婚式当日に渡します。


お礼は新郎新婦が事前に人数分用意しておき、前日か当日に両家の親に代わりに渡してもらうよう頼むといいでしょう。


結婚式では引き出物で荷物がかさばるため、受付のお礼として渡すものはかさばらないものを選ぶようにしましょう。

ポイント8:日を改めてお礼の意を込めて食事会を施す

結婚式の受付をお願いした友人たちへは、結婚式を終えた後に改めてお礼の気持ちを伝えることが大切です。結婚式当日は新郎新婦もなかなか時間がとれないため、受付をお願いした方々と話す時間も少ない傾向にあります。


信頼できる友達との関係は結婚後も長く続きます。結婚式後にハネムーンなどを計画し、時間がとれないという方は、早いタイミングで相手へ電話をするなど、感謝の気持ちを再度伝えることが大切です。

受付の当日の主なスケジュール4つ

結婚式の受付は、他のゲストよりも早めに式場に入り、受付準備の確認、受付終了後に式場に入るのが一連のスケジュールとなります。受付を行っている間は、常時、立ったままの姿勢でゲストを迎えるため、休憩している時間がありません。


受付を始める前に、水分補給をしたり、適度な休憩を取り、万全の状態でゲストを迎える準備を行うことが大切です。では、受付の主なスケジュールについてくわしく見ていきましょう。

受付当日1:始まる30分前には集合してもらう

結婚式の受付を担当する方は、受付開始時間の30分前には式場へ集合してもらいましょう。受付開始時間の30分前になったら、再度必要なものが揃っているかの確認を行います。


受付では、ゲストが記帳する台帳、筆記用具、ご祝儀入れ、席次表をあらかじめセットしておきます。結婚式場のスタッフもあらかじめ備品を確認している場合も多いですが、自分の目でしっかりと確認するようにしましょう。

受付当日2:その日の詳細をスタッフに伝えてもらう

結婚式の受付を担当する方が集まったら、式場のスタッフから詳細や当日の状況などを伝えてもらうようにしましょう。たとえば、結婚式場の交通機関で渋滞や事故が発生している場合は、ゲストが遅れて到着する可能が高いことなども共有することが大切です。


また、結婚式場内の設備をゲストから聞かれる場合が多いため、トイレや喫煙所などがどこにあるかなど、あらかじめ式場スタッフから聞き、把握しておくようにしましょう。

受付当日3:受付開始

受付開始時間になったら2名1組に分かれ、それぞれで受付を行います。 結婚式に参列するゲストに対し、「本日はご多用の中お越しいただき、誠にありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えてもらいましょう。


また、新郎新婦からお車代を渡すよう依頼を受けている場合は、必ず本人が来場された際に忘れず渡しましょう。ご祝儀を受け取った際は、「お預かりいたします。」と伝え、指定の場所に保管します。

受付当日4:ゲストが入場後に会場へ

結婚式に参列するゲストが全員入場した後、受付を担当していた方も会場へ入ります。


会場へ入る前に受付の人の名前も台帳に記帳し、記帳を終えた台帳を1か所にまとめ、指定した人に渡してもらいましょう。


ご祝儀もすべてまとめ、指定した方へ渡してもらうか指定の場所で必ず保管してもらいましょう。結婚式のご祝儀は、数百万円もの大金となるため、紛失したり、第三者に渡さないよう十分注意して管理するようにしましょう。

結婚式当日にアクシデントがあった際の対処方法

結婚式の受付をお願いしていた方が、当日、何らかの都合で来られない場合は、式場スタッフや代理の方などにサポートしてもらいましょう。


結婚式当日は交通機関における遅延や体調不良などにより、予期せぬアクシデントが発生することも考えられます。


万が一、受付の方が式場に来られない場合でも、慌てず対処することが大切です。では、結婚式当日にアクシデントがあった際の対処法についてくわしく見ていきましょう。

結婚式当日にアクシデント:受付が時間に間に合わない時

結婚式当日、受付時間に間に合わない場合は、当日受付を担当する方や式場スタッフへ早めに連絡してもらうようにしましょう。 新郎新婦は結婚式の準備のため、メールや電話ができない状態のことが多い傾向にあります。


万が一、交通機関の関係で間に合わないなどのアクシデントが発生した場合は、なるべく早いタイミングで状況を報告してもらうようにし、新たな対処法を考え気持ちを切り替えましょう。

結婚式当日にアクシデント:急病などで受付が会場に来られなくなった

結婚式当日に体調不良や急病で来られなくなった場合も、なるべく早いタイミングで式場のスタッフや新郎新婦に連絡を入れてもらうようにしましょう。


まずは、結婚式当日に受付を依頼した友人の体調を優先しましょう。他の参列者が代理で受付を行うことも可能です。

新郎新婦や両家の代表としてお願いする意向を真摯に伝えよう

結婚式の受付は、結婚式の顔と呼ばれるほど重要な役割を果たします。主な仕事は、結婚式のゲストの受け入れ、台帳の記帳、ご祝儀の授受、ゲストのサポートがメインとなります。


結婚式のご祝儀は数百万円もの大金となるため、あらかじめ最終的に誰に渡すかなどを事前に確認しておくことが重要です。結婚式の前日までに打ち合わせを行い、万全の準備をして結婚式当日を迎えましょう。