神社や神殿で結婚式を行う、神前式では、新郎は紋付袴、新婦は白無垢や黒引き振袖を着ることが多くなっています。
神前式は日本らしい格調の高い雰囲気で再び注目を集めており、神前式を利用しようと考えている若いカップルも増加傾向にあります。
基本的に親族のみが参列する神前式は、家族婚を希望する2人にもおすすめです。
近代の神前式は、明治33年に東京の日比谷大神宮で執り行われた大正天皇の結婚式が始まりとされ、伝統的な挙式スタイルは、格式があります。
神前式は幅広い世代から人気のある挙式スタイルのため、日本の伝統的な儀式で2人の門出を祝ってほしいと願う時にも最適です。東京で神前式を行っている場所も多いため、興味のあるカップルは式場見学をしてみてください。
東京で神前式が人気のエリアは、浅草や明治神宮のあるエリアです。そして、観光地として有名な東京の神社では、神前式ができる場所も多くあります。
そのため有名な場所で神前式をして思い出を残したいと考えているカップルは、名前の知れた神社で神前式ができないか問い合わせしてみるといいでしょう。
さらに選び方のポイントとしては、どのような和の演出ができるか、料金は予算内なのかなどに注目するとよいでしょう。
2人が気になった神社、ホテル、その他の式場は、1度見学しておくことがおすすめです。
神社で開催される神前式は、格式があります。さらに東京で人気のホテルでも神前式が開催できる場合があり、利便性や柔軟性が高く多くのカップルに選ばれています。
また、その他の場所でも神前式ができる場所があるため、参考にしてみましょう。
神前式ができる東京の神社はいくつもあり、挙式専門の窓口を用意していることが多いです。
神社の多くはホテルと提携していて、写真撮影や披露宴会場について専門業者を紹介してもらえる場合もありますので、東京の神社に気軽に問い合わせしてみるといいでしょう。
自然が豊かな明治神宮は、大正9年11月1日に鎮座し、東京で由緒がある神社です。また、東京の都心とは思えない厳かで格式ある神前式が行えます。
神前式は、明治神宮の奉賽殿で開催され、賽殿は右殿と左殿があり、約46名が参列でき、また
挙式のみのプランや平日割引のあるプランも用意されていますので、予算を抑えたいというカップルは利用してみるといいでしょう。
東京大神宮は、初めて神前結婚式が開催されたことで有名です。
また、大正天皇が挙式した場所で神前結婚式を行えば、一生の思い出になるでしょう。
東京大神宮の神前式は4人ぐらいの巫女が舞を奉納してくれる豊栄舞、東京大神宮独自の豊寿舞が実施されるため、とても華やかです。
そのまま挙式後披露宴を行いたい場合は、東京大神宮マツヤサロンを利用すると便利でしょう。
神田明神は、神田祭で知られている東京の神社で、独自で結び石の儀が行われます。
この、結び石の儀は白いお石に新郎と新婦がサインを行い、通常は立ち入れない神社内庭聖域で保管されるため気が引き締まり、式の最後には社殿前で写真を撮影するので、一生の思い出を綺麗に残すことができます。
大國魂神社は、1900年の歴史があります。大國魂大神をお祀りしていて、古くから東京都府中エリアを守り秋から冬にかけては、夕方17時から幻想的な雰囲気でかがり火挙式を行えます。
縁結びの神様で有名な大國魂神社での神前式は、厳かな雰囲気で行われます。歴史のある神社ですので、親子代々大國魂神社で神前式を実施したという家族も少なくありません。
代々木八幡宮は、東京都渋谷区代々木に鎮座しているアクセスしやすい神社で、新宿や渋谷から車で10分程度で到着しますので、東京以外からもゲストを呼べます。
代々木八幡宮では、2人だけで行う結婚奉告祭を実施することもできます。30人までの挙式であれば、挙式料は6万円で、なるべく費用を抑えた神前式を行いたいという時におすすめです。
赤坂氷川神社の御祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)や奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)などです。
縁結びの神様として知られている赤坂氷川神社は、友人も神前式に参加できます。40人までであれば、挙式料は85,000円です。見学と説明を受けた後で仮予約に進めるため、赤坂氷川神社での神前式に興味がある人は見学予約をすることをおすすめします。
芝大神宮は、関東のお伊勢様と呼ばれる由緒のある神社で、東京で珍しく豊受大御神の神札をいただくことができます。
芝大神宮の神前式は、豊栄舞や雅楽が実施されます。殿内には冷暖房設備があり、季節を問わず快適に神前式ができます。新郎新婦と参列者には、芝大神宮オリジナルの幸福御守を受け取ることができるので、挙式に参加したすべての人の思い出になるでしょう。
東京の赤城神社は、都心でもっともおしゃれな神社として知られ、2010年に大幅にリニューアルされたモダンな社殿は、女性に人気があります。
赤城神社は、挙式料15万円から実施できます。雅楽の生演奏や舞が行われますので、格式高い神前式が楽しめて、人気の高い神社ですので、日柄のよい日は10カ月前から埋まっていきます。なるべく早めに見学予約をしていたほうがいいでしょう。
湯島天神は、学問の神様である菅原道真公が祀られ、湯島天神では、平成七年に総檜造りにされた造営新社殿にて本格的な神前式を行うことができます。
湯島天神は敷地内が広すぎないため、年配のゲストも安心して参列できます。参進のために利用する渡り廊下は美しく、東京とは思えない静かで厳かな雰囲気の中で永遠の愛を誓えます。
浅草神社は、東京で人気の観光地である浅草寺本堂の近くにあり、浅草神社の神前式の挙式料は8万円で、友人参列も可能です。
初穂料2万円を追加すれば、巫女舞をお願いし、より華やかな神前式を利用できます。ただ、浅草神社では、披露宴会場やレンタルの衣装は行っていません。
しかし、希望すれば浅草神社にて紹介してもらえますが、懇意にしているレンタル衣装店があれば、そこで借りたほうがよさそうです。
根津神社は、つつじまつりで知られている東京都文京区にある神社で、圧巻の総漆塗の社殿での神前式は、思い出に残ることでしょう。
江戸時代に時間旅行しているような雰囲気の社殿は、司馬遼太郎も感激したと言われています。文学好きや歴史好きのカップルからも選ばれている根津神社では、初穂料5万円で10人が参列する神前式が行えます。
東京で挙式ができるホテルには、神前式プランが用意されている場所もあります。
ホテルで行う神前式は、そのままホテルの別の会場で披露宴をしたり、宿泊プランが用意されている場合もあります。神社での神前式よりも手軽に行えるため、ホテルでの神前式を選ぶカップルも多いです。
遠方のゲストを呼びたいという要望にも応えてくれるホテルもあるため、候補に入れてみてもいいでしょう。
帝国ホテル東京は、東京の日比谷公園近くのロケーションで人気があり、帝国ホテル東京は、日本で初めて神前式用の神殿を作った場所です。
神前式は、40人まで受け付けできます。雅楽の演奏の中で開催される神前式は、厳かな雰囲気です。ベビールームも用意されていますので、子連れで参列する予定の親族がいる場合にも便利でしょう。
The Okura Tokyoは、東京随一のラグジュアリーホテルとして知られ、和風神殿様式の神前式会場は、橘をイメージしたカーペット、総檜作りで圧巻です。
座席数は48席用意されていますので、大規模の神前式を行いたい時におすすめです。披露宴を行う場合は、会場のバリエーションも豊富に準備されているためイメージ通りの披露宴が開催され、満足できるでしょう。
リーガロイヤルホテル東京は、東京都新宿区にある格式の高いホテルで、神前式は、赤城神社かロビーウエディングで行われます。
由緒ある正しい神社で神前式を開催した後は、プリンセス気分が味わえるという披露宴会場で楽しい時間を過ごすことができます。披露宴会場は、30名から320名様まで対応できる部屋まで7会場用意されています。
東京プリンスホテルは、東京タワーに程近い場所にあるホテルで、ロケーションがいいため、利便性の高い場所で神前式がしたい方にいいかもしれません。
緑に恵まれたロケーションのため、東京とは思えないリラックスした雰囲気の中で愛を誓えます。披露宴の食事内容もゲストから好評ですので、料理にこだわって式場を選びたい時にも最適でしょう。
グランドアーク半蔵門は、皇居を一望することができる人気挙式会場の神前式は、儀式殿で執り行います。
光が温かく差し込む神殿は、2人の未来を祝福してくれます。婚礼料理もレベルが高いと評価されていますので、挙式だけでなく披露宴もこだわりたいというカップルにおすすめです。
チャペルやガーデンテラスで挙式するプランもあるため、神前式にするか悩んでいる場合も見学してみるといいでしょう。
パレスホテル東京は、東京都千代田区丸の内にある人気の神社です。
パレスホテル東京内には、天地創造をイメージした神殿があります。神殿には、出雲大社の御霊が祀られています。中に入ると檜の香りがする点も、ゲストから好評です。神殿では66名参列できますので、大人数で神前式を利用したい時におすすめです。
ホテルにはチャペルも用意されていますので、悩んでいるカップルは両方見学して決めてもいいでしょう。
ホテルニューオータニは、1万坪の日本庭園があり歴史のあるホテルです。
東京大神宮からご神体を勧請した由緒のある神殿では、友人も神前式に招待でき、またホテル近くの日枝神社で神前式を行うプランも用意され、さらに挙式のイメージが体感できるフェアも頻繁に開催されています。
披露宴に出される料理も伝統があり、ゲストを笑顔にできるでしょう。
グランド ハイアット東京は六本木ヒルズにあり、利便性の高さで知られています。
グランド ハイアット東京には伊勢神宮天照大御神を祀った神殿があり、神前式が行えます。神殿はホワイエに大理石が使われ、日本の昔ながらの美意識とモダンなデザインが両立しています。
そして、ホワイエの壁には、千住博氏のウォーターフォールが飾られています。
ホテル椿山荘東京は、森のような庭園がある人気のホテルです。
美しい庭園は、和装での記念撮影に最適なロケーションです。ホテル椿山荘東京内には、100人まで参列できる庭園内神殿杜乃宮や出雲大社の主祭神を祀りした52人まで収容できる慶雲殿、60人のゲストが参加できる豊生殿があります。
提携神社もあるため、理想の神前式を叶えることができるでしょう。
東京では、神社やホテル以外の式場でも神前式が行われ、ホテルや神社とは違った神前式ができるため、候補に入れてもいいでしょう。
有名な公共施設や庭園が自慢の式場が、人気の神前式会場です。東京での式場をご紹介していきますので、ぜひ、チェックしてみてください。
八芳園は、回遊式庭園で知られる人気の式場です。
大国主大神を祀っている神殿にて、神前式が行えます。
八芳園では、美しい庭園で花嫁御寮を体験したり、親族写真を撮影できます。披露宴会場も豊富に用意されていますので、見学してみるといいでしょう。
料理にもこだわりがある八芳園では、カップルにちなんだ料理が提供されることもあります。
明治記念館は、明治神宮外苑にある式場です。
もともと明治神宮の総合結婚式場として誕生したため、神前式のノウハウを持っています。
明治記念館の挙式会場は総檜造りで、儀式殿と呼ばれています。礼服で挙式だけを実施できます。儀式殿では、明治天皇と昭憲皇太后の二柱が御祭神です。
東京會舘は、東京の丸の内にある老舗の式場です。
東京會舘では出雲大社から始めて、東京に分祀された神殿で神前式が執り行われます。
総桧造りの空間で行う神前式は、昔ながらの和の雰囲気を感じられると高く評価されています。披露宴会場も光が優しく降り注ぎ、開放的で人気があります。
アンフェリシオンは、館内に神前式場が用意されている人気式場です。
そのほか周辺の神社とも提携をしているため、本格的に神前式をしたい時におすすめです。
神社とアンフェリシオンの移動は、大型バスが手配されるため楽にできます。和装に最適な人気撮影場所も紹介してくれます。
八王子エルシィは、柳宗理氏が手掛けたモダンな神殿で神前式ができる人気の会場です。
コストパフォーマンスが高い式場として有名ですので、利用を検討してみてください。
八王子エルシィは駅からも近く、駐車場も完備されています。少人数向けのプランもありますので、家族のみのシンプルな式をしたい時にもおすすめです。
杉並会館マツヤサロンは1日1組限定で式が行われるため、プライベート感を大切にすることができます。神前式は、1100年の歴史がある荻窪八幡神社で実施します。
杉並会館マツヤサロンでは、色打掛と洋髪を組み合わせた装いで式ができます。会館から参道までまっすぐ歩くことができますので、映える写真を撮ることができるでしょう。
学士会館は、東京大学発祥の地にあり、旧帝国大学出身者が親交をするために作られた昭和モダンな建物です。
神前式は、神田明神の神霊が分霊されている学士会館の神殿で行われます。
また、歴史のある建物で、3世代の挙式をしたファミリーもいます。38人まで着席できます。
銀座ブロッサムは、東京駅からアクセスしやすい場所にある式場です。
神前式は、銀座を見守っている鐵砲洲稲荷神社の神官を祭主として呼ぶ本格的な物です。
スタイリッシュな神殿ですので、モダンな雰囲気のある場所で神前式をしたいという時にもおすすめです。
ホテル雅叙園東京は、人気アニメ映画千と千尋の神隠しのモデルになったと言われている複合施設です。
神前式は、出雲大社とかかわりのある2ヵ所の神殿で行えます。
伝統的な雰囲気の80人が着席できる天穂殿、絢爛豪華な70人座れる大巳殿のどちらにするかは、ぜひ実際に式場に足を運ぶといいでしょう。
スカイウエディング羽田は、空港内にある式場です。
提携している羽田神社や穴守稲荷神社で本格的な神前式ができます。
披露宴会場からは、飛行機が飛び交う様子を眺められます。式の後はそのままハネムーンに行けますので、ぜひチェックしてみてください。
東京都での神前式の費用は、およそ5万円程度と言われますが、大人数のゲストが参列する場合は、20万円程度必要なこともあります。
また追加で雅楽の生演奏をお願いする場合は、5万円程度追加することも少なくありません。
さらに、衣装代や写真の費用が別に用意されていることもあるため、注意が必要です。
神前式が行える会場は、東京に豊富にあります。
古式ゆかしい伝統的な神前式は、一生の思い出となりますので、まずは式場見学されてみてはいかがでしょう。