結婚式のバージンロードの演出アイデア7選|親とだけではない?

バージンロードとは

結婚式で新婦がウェディングドレスに身を包み、人生のパートナーとなる新郎がいる場所へ、歩いて行く時に通るバージンロードは多くの女性が憧れるでしょう。


しかし、バージンロードという言葉は聞いたことがあっても、本来の意味や由来について知らない人もいるのではないでしょうか。


それでは、バージンロードにはどういう意味があるのか、由来とは何かを取り上げて、それぞれ詳しくご紹介しましょう。

バージンロードの意味

バージンロードとは、純粋で無垢の新婦であることを意味しており、和製英語です。外国では、wedding aisle(ウェディング アイル)と言い、長いバージンロードは花嫁の人生を表し、ドアを開けることは「誕生」を表します。


そして、新郎のいる場所に到着することが、未来という新たな人生が始まる転換点となります。退場する時のバージンロードは、新たな人生が始まることを意味しているのです。

バージンロードの由来

バージンロードは、新婦が結婚することに嫉妬した悪魔が、悪さをしないよう魔よけをして追い払う、という儀式に由来します。嫉妬した悪魔が、新婦をさらうことがないよう、お清めすることが大切なのです。


また、新郎がいる場所までしっかり歩けるようバージンロードに長いカーペットを敷き、新婦を歩かせます。これから、新たな人生のスタートを歩んでいくことでしょう。

バージンロードの演出アイデア7選

教会での結婚式で必ず新婦が歩くバージンロードです。できればもっと幸せになる演出のアイデアがあればいいなと思う女性は多いのではないでしょうか。


しかし中には、父親が他界している、母親が離婚して疎遠であるなど、事情があってバージンロードを一緒に歩けない人もいるでしょう。


そんな、父親と歩くことができない人でも、バージンロードを楽しく歩ける演出のアイデアを7つ取り上げて、それぞれ詳しくご紹介します。

バージンロードの演出アイデア1:最初から新郎新婦で歩く

バージンロードの演出アイデア1つめは、最初から新郎新婦で歩く方法です。新婦の両親がいないときは、挙式場のドアを開けたところから結婚する新郎と腕を組んで歩く演出も人気があります。


愛する人とバージンロードを歩けば、より心と心が通い合い、距離も縮まり、いい雰囲気で歩くことができます。


これからの人生を一生寄り添い、愛する人のために生きていくことを誓うという強い気持ちを持ちながら歩けるでしょう。

バージンロードの演出アイデア2:母親と歩く

母親と歩くのも楽しいバージンロードの演出です。父親がいない新婦でも、代わりとなる母親と腕を組みながら歩くといいでしょう。


自分を育ててくれた母親に感謝をしながらバージンロードを歩けば、より一層幸せな気分になるものです。


また、母親も愛する娘の新たな人生を近場で祝う幸せをかみ締めることもできます。お互いにいい思い出を作れるでしょう。母親が娘を渡すとき、新郎に「お願いします」と言葉を伝えて託すことができる演出です。

バージンロードの演出アイデア3:男兄弟と歩く

バージンロードを男兄弟と歩いてみるのもいいでしょう。兄や弟が父親の代わりとして、新婦と腕を組み、一緒にバージンロードを歩くと、今まで一緒に生活をした兄弟への、感謝の気持ちが伝わるものです。


また、父親にそっくりな兄と弟であれば、本当に父親と歩いているような気分になります。亡き父に、お世話になった感謝の気持ちをかみ締めながら、バージンロードを歩くことができるでしょう。

バージンロードの演出アイデア4:祖父と歩く

祖父とバージンロードを、歩く演出も楽しいものです。祖父に育てられた人や亡き父親よりも、愛情を注いでくれた祖父に感謝の気持ちを込めて、一緒にバージンロードを歩くといいでしょう。


亡き息子の代わりとして、愛する孫の晴れ舞台を、付き添えることの喜びを分かち合う事も、祖父への感謝を伝えられる方法です。


また、祖父も、孫の晴れ舞台で大事な役目を担うことで気持ちも明るくなります。これからの人生も、前向きになれるでしょう。

バージンロードの演出アイデア5:父の遺影を持った母と

バージンロードの演出アイデアは、父の遺影を持った母と歩くといいでしょう。亡き父親と一緒に歩きたい時は、遺影を用意します。もし用意できなければ、父親の生前のお気に入り写真を額縁に入れます。


そして、母親に遺影か写真を持ってもらい、手を繋ぎながらバージンロードを一緒に歩くといいでしょう。この演出であれば、父親と母親へ同時に感謝の気持ちを伝えながら歩くことができます。

バージンロードの演出アイデア6:母の遺影を持った父と

中には母親を早くに亡くした方もいるでしょう。そんな方は、自分を産んでくれた母の遺影を持った父とバージンロードを歩く演出です。深い母親への愛情が強く、感じられるでしょう。


母親が娘の結婚式に出られない時は、父親が遺影を持ちながら娘と腕を組んで歩くことで母親も参加できるのではないでしょうか。

バージンロードの演出アイデア7:父と母で半分ずつ歩く

父と母で半分ずつ歩くのも、素敵な演出のアイデアです。親にお世話になった人、どちらも大好きだから選べない人は、3人で歩いてみましょう。


親と共に腕を組んで歩く新婦の姿に、会場内もほっこりとした幸せな気持ちに包まれます。そして、親も大切な娘をバージンロードで見送ることで心の入れ替えができるでしょう。


しかし、結婚式場によっては、3人でバージンロードを歩くことができない場合があります。事前に聞いておくことが必要です。

バージンロードを美しく歩くコツ6つ

家族や友人の見ている結婚式で、バージンロードを品良く、そして、美しく歩きたいと思う女性は多いのではないでしょうか。


それでは、バージンロードを美しく歩くコツを6つ取り上げて、それぞれ詳しくご紹介しましょう。

バージンロードを美しく歩くコツ1:いつも以上にゆっくり

バージンロードを美しく歩くコツは、いつも以上にゆっくり歩くことです。早歩きでは、急いでるように見えてしまいます。


しかし、ゆっくり歩けば余裕があり、気品もあるように見えて美しく見えます。歩く時は、右足を出して左足を揃える、左足を出して右足を揃えます。そして、ゆっくりと繰り返して歩きましょう。


この歩き方はウェディングステップと言います。焦らず、余裕を持って歩くことで、より美しく歩くことができます。

バージンロードを美しく歩くコツ2:ブーケはおへその辺りでキープ

ブーケはおへその辺りでキープして歩くのがバージンロードを美しく歩くコツです。ブーケを胸の前で持ってしまうと、幼く見えてしまいます。


そのため、ブーケがオヘソの位置からズレないようにしましょう。歩いている時は、オヘソの位置で手をキープするように意識しましょう。

バージンロードを美しく歩くコツ3:新婦は半歩後ろに

新婦は新郎よりも半歩後ろに下がるようにしてバージンロードを歩きましょう。歩いている時、ウェディングドレスの裾が広がるので、新郎の横にピタッと並んで歩くと踏まれてしまうことがあります。


そのため、ドレスの裾が広がらないように、少し斜め後ろに下がって歩けば踏まれません。そして、新郎にエスコートされているこの新婦の姿が美しく見えます。少し斜め後ろを意識して歩いてみましょう。

バージンロードを美しく歩くコツ4:ドレスを前に蹴るイメージで

バージンロードを美しく歩くには、ドレスを前に蹴るイメージで歩きましょう。普通に歩いてしまうとドレスの裾が綺麗に前へと膨らまず、貧相なく見えてしまいます。そのため、ドレスの裾を軽く蹴ることで裾に膨らみが出ます。

バージンロードを美しく歩くコツ5:目線は少し先の神父さんに

バージンロードを美しく歩くコツは、目線は少し先の神父さんに向けて歩くことです。多くの人から注目されると緊張して目線が下がってしまいます。背中も丸まって見た目がよくありません。


そのため、遠くにいる神父を見るようにして歩くことで、自然と背筋が伸びて歩くことができます。また、少し胸を張りながら歩くようにすれば、さらに美しくバージンロードを歩くことができるでしょう。

バージンロードを美しく歩くコツ6:足並みとリズムを二人で揃える

足並みとリズムを二人で揃えることが、バージンロードを美しく歩くコツです。一緒に歩く相手との足並みを揃えることで、より見た目が揃って美しく見えます。


また、足並みが揃えば自然と相手との呼吸も合い、乱れのない、美しい姿でバージンロードを歩くことができるでしょう。

一歩一歩に感謝を込めてバージンロードを歩こう!

一歩一歩に感謝を込めて、ゆっくりとバージンロードを歩きましょう。父親でなくても、本当に自分にとって、大切な人と共に歩ける喜びに感謝をしてバージンロードを歩けば、より幸せを噛み締めることができます。


また、感謝の気持ちを持つことで、自然と心も引き締まり、美しい姿勢と歩き方を意識し、素敵に歩けるでしょう。結婚式に集まってくれた人達や、式ができる喜びに感謝し、人生の晴れ舞台を成功させてください。