お付き合いしていた人からプロポーズを受け、結婚することに決めたとき、そこからどう動き始めたらよいか、いざとなるとわからなくなるものではないでしょうか。
結婚までの流れは2人の初の共同作業ですので、スムーズに進めていきたいものです。
今回は結婚までの流れの手順や、必要な期間について詳しくご紹介していきます。
プロポーズを受けて結婚を決めてから、両家の顔合わせや結婚式の準備を経て、実際に挙式を終えるまでに、どれくらいの期間を必要とするのでしょうか。結納の有無や挙式の規模によっても準備期間は変わってきます。
一般的には、結婚までの流れの期間は半年から1年ほどを要することが多いでしょう。
相手と話し合いながら、手順を1つ1つ進めていきましょう。
プロポーズされて結婚を決めてから、実際に式を挙げて内祝いなどを終えるまでには、たくさんのステップがあります。
これから夫婦となる2人が協力してスムーズに結婚までの流れを進めるためには、順序良く準備を進めていく必要があります。
ここでは、結婚までの流れを順調に進めるための手順を紹介していきます。
プロポーズをされて結婚が決まったら、まずは2人で自分たちの結婚に必要な準備と大まかな流れを確認し、今後のスケジュールを話し合いましょう。
これまで送っていた日常生活に結婚までの準備が加わるので、スムーズに進めるために計画はとても大切です。
お互いの仕事だけでなく、家族のスケジュールも関係する場合がありますので、余裕を持った準備期間があった方がよいでしょう。
結婚までの流れを順調に進めるために、まずはお互い自分の両親に「結婚を前提に付き合っている人がいる」という事実を伝えましょう。いきなり相手と一緒に結婚報告では、ご両親も心の準備ができないでしょう。
まずは自分の両親に報告し相手を連れてあいさつに行くために、都合の良い日を聞いて日程を調整するなどの下準備をしましょう。
それぞれが自分の両親から都合を聞き、日程が調整出来たら、相手の両親へ結婚の報告とごあいさつに行きます。
通常は、それぞれが相手の実家まで出向いて親御さんと会い、あいさつをして認めてもらうというのが結婚までの流れになります。
仕事などで忙しくても、なるべく相手の両親のスケジュールに合わせるようにしましょう。服装やマナーに気を付けて、誠意を込めたあいさつをすることが大切です。
お互いの両親に報告とあいさつを済ませたら、2人で婚約指輪を選びに行きましょう。
婚約指輪は、一生の記念品となるものですので、結婚までの流れの中でもひときわ幸せを噛みしめられるステップでしょう。場合によっては、男性がすでにプロポーズと同時に贈ってくれていることもあるでしょう。
自分は「結婚指輪があれば婚約指輪は必要ない」と思っても、相手はけじめとして必要だと考えていることもありますので、よく話し合いましょう。
両家の顔合わせと結納ですが、主に顔合わせとは、両家が揃って親睦を深めるためにレストランなどでの食事会を開くことを指し、結納は、日本のしきたりである婚約の儀式のことを指します。
両方行うのか、どちらか一方にするのかは、家族を含め話し合って決めましょう。
地域差もありますが、結納は昔からの決まった形式を守って行うため、結納金や結納品といったお金が発生します。そのため最近では、結納なしで食事会のみ行うカップルもいます。
お互いの両親への報告・挨拶などが終わったら、身近でお世話になっている人たちへも結婚の報告をしていきましょう。
まずは、仕事でお世話になっている職場の上司への報告を優先しましょう。
同僚・友人へ報告をする際には、結婚式へ招待するかどうかも考えながら、なるべく自分の口で直接報告できるように、しばらくは他の人に広めないでと頼んでおきましょう。
両親や身近な人への報告を終えたら、具体的に入籍と結婚式について2人で話し合いましょう。どんなロケーションでどんな結婚式にしたいかを中心に考えるのがお勧めです。
入籍や結婚式の日取りと、式場をどうするのかはお互いに影響してきます。どちらを優先するかを決めれば、結婚までの流れをより効率よく進めていけるでしょう。
結婚指輪は、男性が女性に贈る婚約指輪とは違い、基本的には2人ともがこの先ずっと身に付けることになるものです。男女ともに毎日身に着けやすい、シンプルで邪魔にならないデザインのものが主流です。
お互いの仕事の環境なども考慮して、この先長く続いていく結婚生活の中でも後悔しないようなデザインや素材を選ぶことが重要です。
結婚式の衣装については、式場を選ぶ時と同様、「どんな結婚式にしたいのか」というテーマを明確にして選ぶとよいでしょう。
普段は着ることのないような衣装がカタログにたくさん並んでいて目移りしそうになりますが、素敵な結婚式にするためには、一貫したテーマとおおよその着数はあらかじめ決めておきましょう。
ゲストについては、リストアップした人数によって式場の規模が変わってきます。2人だけでなくお互いの親にも相談すると良いでしょう。
これまでの日常生活に結婚式の準備が加わり忙しいときですが、結婚までの流れを順調に進めるためには、新婚旅行と新居についても式の準備と並行して進めていきましょう。
特に新婚旅行で海外へ行く場合や、新居に住むにあたって大がかりな引っ越しが必要となる場合は、関連の手続きがたくさん発生しますので注意しましょう。
元々同棲しているカップルの場合も、入籍のタイミングによって改姓の手続きが旅行や新居に影響する場合があります。
ある程度式場の候補が絞り込めたら、実際にブライダルフェアに参加して確認しましょう。ブライダルフェアに参加する際は、複数の会場を短期間で回るのが準備を順調に進めるポイントです。
式場の仮予約ができる期間は長くないため、希望の日取りを確保するためにも短期集中で比較をし、正式な契約まで進めましょう。
式場・日取りが正式に決まったら、演出や食事・引き出物など結婚式の詳細を決めていきましょう。
結婚までの流れの中で、一番決めなければならなく、細かいことも多く出るところですが、式場の担当者はプロですのでどんどん相談しましょう。
また、二次会をする予定の場合は、この時点で並行して会場や演出を考えておきましょう。
結婚式の招待状は、一般的に結婚式当日の2か月前にはゲストの元に届いていることが理想とされます。そのため、式当日の3か月前には招待状の作成を始められる状態にしておきましょう。
送付した招待状は、返信期間を約1か月、式の1か月前にはゲストが確定している状態になっている必要があります。
昔は結婚式と入籍の日を合わせる方も多かったようですが、現在では特にこだわらず2人の都合の良い時期に婚姻届を提出するというケースがほとんどです。
入籍の日はその後も毎年記念日となりますので、何か意味を持った日にしたい場合は再提出にならないよう不備がないかチェックしましょう。
特に、婚姻届には結婚する本人たちだけでなく証人の記入が2人分必要ですので、早めに依頼しておきましょう。
ヘアメイクやドレスの着付け、司会者との最終打ち合わせを経て、いよいよ式本番を迎えます。
来てくださったゲストの方や、これまでお世話になった両親親族に感謝しつつ、最高に幸せな1日を過ごしましょう。
万が一当日に困ったことがあったら、式場の担当者さんに相談するのが一番です。
結婚式を終えたら、その幸せと喜びをおすそ分けするという意味で内祝いや結婚報告はがきを送る準備をしましょう。
内祝いについては、現在は結婚式に参加してくれたゲストには引き出物で代用するというケースが多くあります。
式には来てないけれどお祝いは頂いた、という場合には礼儀として内祝いを贈るようにしましょう。
結婚する2人の仕事の状況や、周りの人を含めたスケジュールなどの影響で、結婚までに要する期間は変わってきます。準備期間を長くとって心の余裕を持ちながら進めたい人もいれば、短期間で一気にゴールインしたい人もいるでしょう。
結婚までの流れの期間は、長くても短くてもそれぞれのメリット・デメリットがあります。ご紹介しますので計画の参考にしてみてください。
結婚までの期間が長い場合のメリットにはどんなものがあるでしょうか。
結婚という幸せいっぱいのゴールがある状態で長期間を過ごすのは、気持ち的にもワクワクするでしょう。
ただ毎日に張りが出るだけではなく、結婚までの期間が長いと次のような具体的なメリットがあります。
結婚までの流れを考えた時に、多くの人が思い浮かべるのは結婚式の準備でしょう。しかし、現実は結婚までの流れには、結婚式だけでなく新居での新生活や新婚旅行の計画なども含まれます。
結婚までの期間が長ければ、それぞれの準備を焦らず行えるでしょう。特に、結婚式はプランナーなどプロの助けを受けられるのに対し、新居の手続きなどは2人で進めるほかありませんので、書類の提出など思ったより時間がかかります。
結婚式までの流れの期間が長い場合のメリットのもうひとつが、心の準備や身辺の整理ができることです。
恋愛期間を終え、彼氏彼女から夫婦へと関係性が変わっていくと、周りの人たちの扱いも変わってくる場合があります。
結婚後仕事をどうするかといったことも、結婚までの期間が長ければ職場の人との調整もしやすく、よりあたたかく祝福してもらえるでしょう。
結婚までの流れにはたくさんやることがあるため、期間を長くとった方が全体的に順調に運ぶのではと思う方が多いでしょう。では、結婚までの期間が長い場合に考えられるデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
結婚までの流れの期間が長いと、マリッジブルーになることがあります。じっくり考えられるがゆえに、不安が思い浮かぶこともあるので、2人で協力して進めていきましょう。
仕事の都合や式場の空き状況、周囲の人のスケジュールなどから、プロポーズから結婚までの期間を短くせざるを得ない場合もあります。
最近では、結婚までの期間が短い人用に、時短で準備する結婚式の方法などもあり活用できます。
ここでは、結婚までの期間が短い場合のメリット・デメリットを紹介していきます。
プロポーズから結婚までの期間が短いと、お互いの気持ちが熱い状態で結婚に臨めるというメリットがあるでしょう。
一般的に、結婚までの流れをメインで準備するのは女性側になることが多く、その状態が長期間になれば女性側に不満や不安が募ることもあります。
プロポーズから結婚までの期間が短いと、男性側も熱量が高い状態で準備に参加してくれて、一丸となってゴールに向かえるでしょう。
結婚が決まると、日常生活を送りながらも、結婚式・新婚旅行・新居・今後の仕事のことなど、新たに考えなければいけないことが増えます。
結婚までの期間が短いと、考えすぎによる不安や気持ちがネガティブになることが少なくて済むでしょう。今回ご紹介したとおり、結婚までの流れにはやることがたくさんあるため、期間が短ければとにかく決めていくほかありません。
複雑なパターンは考えずに、出来ることに絞って最善を選択していくことになります。
結婚までの期間が短い場合、気持ちの面では2人が団結し、短期集中で準備を進められますが、デメリットはどのようなものがあるでしょうか。
一般的には半年から1年ほど期間をとる人が多い中、短くすればどうしてもカバーできない部分も出てくるでしょう。注意すべきデメリットを2つご紹介しますので、期間が短い場合の参考にしてみてください。
結婚式までの期間が短い場合のデメリット1つ目が、結婚式への準備が追いつかなくなってしまうことです。
結婚式の準備には、日取りや式場、ドレスといったメイン意外にも決めるべきことがたくさんあります。
シンプルでスタンダードな結婚式にする場合は、式場側にもノウハウがあるため安心ですが、オリジナルな演出にこだわりたい場合などは注意しましょう。
結婚までの期間が短い場合のデメリット2つ目は、その時は悩んでいる暇がない分、後々になって後悔することがあるというデメリットがあります。
時間がたっぷりあれば準備できた演出を諦めなければならなかったり、その時は思いつかなかったプランが後から浮かんできたりすることもあります。
自分が一番大切にしたいテーマは何かを考えて、期間が短くてもそこを妥協しないことがポイントです。
結婚までの流れは2人の初共同作業であり、恋人から夫婦となって新しい生活をスタートさせるための助走のような期間となります。
これから先もずっと2人で話し合い、支えあって生きていくという自覚を持つために必要な期間でもあります。お互いが相手を思いやる気持ちを忘れず、家族や周りの人へ感謝しながら、有意義に過ごしましょう。