ブーケトスは教会式の結婚式などでよく行われるイベントで、式を終えた花嫁が後ろ向きにブーケを投げる風習です。
未婚の女性がキャッチすると次に結婚できるといういわれがあるので、皆が争ってブーケをキャッチしようとするのが恒例です。
最近では危険性があるとみなされて、ブーケトスの代わりにお菓子やぬいぐるみなど、違う物を投げる習慣も広まりつつあります。
ヨーロッパではプロポーズのときに花を贈る習慣があるので、ブーケは結婚にとって大変意義のあるアイテムです。
ブーケトスには、新郎新婦が結婚の喜びを招待客達に分け与えるという意味があります。ブーケが結婚や幸せの象徴になっているからです。
ブーケトスは近年、危険性やトラブルを配慮してさまざまな工夫が凝らされています。
ブーケトスがケガやケンカの要因になる可能性があります。それらの危険を回避するために、ブーケトスの留意点について5つ紹介していきます。
結婚式の様式とブーケトスがマッチしているかどうかを事前によく考えた方がよいでしょう。
ブーケトスは教会式を終えた直後に行われます。一般的には教会式を行った花嫁がウェディングドレス姿でブーケトスをします。打掛や白無垢などの和装の花嫁姿よりも、ドレス姿の方がしっくりきます。
また、人前式などにもブーケトスは向いています。
ブーケトスは皆でブーケを取り合うだけの広いスペースが必要です。
一般的には、ブーケトスは教会前の広場で行われます。砂利などがあると転んだときに危険ですから気をつけましょう。
結婚式の会場内でもブーケトスを行うケースがあります。その場合は天井の高さやブーケトスをするスペースをあらかじめ確保しておく必要があるので、気をつけましょう。
ブーケトスは未婚の女性を対象に行われるので、数合わせをしっかりとしておきましょう。
ブーケトスは、キャッチする側の人があまりにも少ないと盛り上がらない行事です。招待客の未婚女性の数はしっかりと確保しておきましょう。
近年、ブーケトスに参加したくない女性が増えているので、招待客の心理に配慮して行うように心掛けましょう。
ブーケトスは未婚の女性を対象に行われますが、年齢的な問題や諸事情があり、参加したくないゲストが増えています。そのような人を強制的に参加させるようなことがないように、十分に留意しながらブーケトスを行ってください。
ブーケトスに未婚女性だけでなく、男性や子供・既婚者も参加できるように配慮しましょう。
ブーケトスとは結婚式の大きなイベントです。最高に盛り上がる場面に、参加したいと考えているゲストが大勢います。
現代社会は同性婚も許される時代です。男女の差を無くしたブーケトスが、これからの時代にマッチしています。ブーケトスの一番の留意点は、結婚式の招待客達への感謝を絶対に忘れないことだからです。
混乱が生じることを懸念して、さまざまなバリエーションに富んだブーケトスの代わりとなる催しが行われています。
ブーケトスには、受けた人が結婚できるというジンクスがあります。しかし、それでは未婚の人だけが対象になってしまいます。
結婚式の出席者の中には子供連れや既婚者、離婚した人やシングルマザーなどさまざまな条件の人がいます。近年ではブーケではなく違う物を投げる風習が広まりつつあります。
ブーケプルズのプルは引くという意味の英単語で、少人数でくじ引き形式で行われるブーケトスの代替ゲームです。
ブーケの先に紐やリボンが数本付いていて、その中に当たりが1本だけあります。見事に当たりを引いた人にブーケがプレゼントされるというものです。
くじ運がよい人向けにゲーム感覚で行える、公平性があるブーケトスです。
ブーケに似た形をしているブロッコリーを新郎が投げて男同士で取り合う、ブーケトスの新郎版です。
ブロッコリーには子孫繁栄や健康の意味があるので、幸運を頂くという感覚でブロッコリートスが行われています。とても盛り上がりますので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
ブーケトスに代わり、お菓子やぬいぐるみを投げるかわいいイベントが広まりつつあります。
小さなぬいぐるみやお菓子を投げれば、子供達も大喜びです。誰でも参加できる上、数を多くすれば皆に公平に楽しんでもらえます。
ブーケトスと違って当たる危険性や取り合いなどの嫌な雰囲気も回避できるので、ブームになりつつあります。
ブーケシェアとは、結婚式の会場に飾られている花をゲスト達で分け合うものです。
招待客には公平にブーケが行き渡り、お花も無駄になりませんしゴミの軽減にも繋がる、とても素敵な企画です。
欧米ではシェアドブーケまたはシェアリングブーケなどの名称で呼ばれている風習で、元々は花嫁のブーケを皆で分けて幸せのお裾分けをさせてもらおうという意味があります。
プレゼントトスとは、ブーケの代わりに違う物を投げるイベントのことです。
新郎新婦の自由なアイデアでプレゼントトスの内容は変わります。サッカーボールやキャンドルなどの場合もあります。
新郎新婦のセンスとアイデアが光る催しで、誰もが参加できて盛り上がることが多い点が特徴です。
「クラシエ チュッパチャプス フラワーブーケ(12本入)」は、ブーケトスの代わりに子供達が大好きな飴を投げて楽しもうという企画にぴったりの商品です。
手頃な値段でブーケのような包装になっている大変人気のある製品です。さまざまな種類のチュッパチャプスが入っているので、ブーケトスの代わりに便利に使用することができます。
チュッパチャプスはおいしくて誰もが知っている飴なので、キャンデートスに大人気です。
結婚式の二次会のブーケトスならぬキャンディトスに使用しました。 リボンとペーパーフラワーでおめかしさせてスタンバイ。 もともとがポップなラッピングなのでかなりカジュアルです。 投げやすくてよく飛びます。
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ブーケトスの安全性に配慮してブーケを準備しましょう。
ブーケは意外と重くできているため、もしもブーケトスで高い場所からゲストに当たった場合は、ケガをしたり服が汚れる危険性があります。
ブーケトスをする予定であれば、水を含ませたスポンジやお花をくくるワイヤーなどは、ブーケから事前に取り除いておかなければいけません。その際に、ブーケの花が枯れないように注意する必要があるので気をつけましょう。
ブーケトスは14世紀のイギリスが発祥と言われています。
イギリスでは、未婚の女性が結婚式のときに、幸せにあやかろうと、新婦のブーケやウェディングドレスに触れる、もしくは小物類を持ち去るという習慣がありました。
持ち去られるよりもプレゼントしてしまった方がよいという考えが発生して、教会式が終わったあとにブーケトスをするというセレモニーが行われるようになったと言われています。
ブーケトス用のブーケは、好みで選びましょう。
花嫁用のブーケの他にブーケトス用のブーケを用意するので、その分の経費がかさみます。造花を使うと、軽くてよく飛び、経費も少なくて済みます。
また、小ぶりのブーケにするケースもあります。そうすると投げやすくキャッチしやすくなります。ブーケトスとは別に、参加してくれた未婚女性全員に小さなブーケを贈る場合もあります。
ブーケプルズには、リボンや紐も用意する必要があります。
ブーケトスをサプライズ演出して、結婚式を盛り上げましょう。
今回の記事でさまざまなブーケトスのアイデアを紹介してきました。これらを、実際に自身の結婚式に取り入れてみてはいかがでしょうか。
キャンディートス・ぬいぐるみトス・新郎が巨大なテニスボールを打ち返す・ブーケを投げると3つに分かれる・大きなサッカーボールを投げるなど、ユニークな企画でゲスト達を驚かせて、記憶に残るサプライズブーケトスをしてみましょう。