婚約指輪は、婚約の証として贈る指輪です。プロポーズのときに男性が女性に贈るイメージですが、女性の好みを聞いて後から2人で選んでも良いでしょう。
デザインは、ダイヤモンドの一粒石が主流です。また、女性側から婚約指輪にかけるお金を他の費用に回したい、などの考えから指輪自体贈らないケースも増えています。
今や有名宝飾店として名を馳せているティファニーは、1837年創立のとても歴史ある老舗です。
先進的な企業理念に基づき、商品に定額の価格を付けて客に提供したり、ジュエリーのカタログを発行するなど、先駆けた営業方針を展開しました。短期間でファッションの都フランス・パリやイタリア・ミラノなどを席巻するほどのブランドへと成長しました。
女性がティファニーに憧れる理由のひとつに、ある有名な映画のワンシーンにショーウィンドウが映し出されたことが挙げられるでしょう。主人公の女性が憧れの眼差しで見つめるその店こそが、ティファニーです。
この映画がきっかけとなり、日本の女性にも広く知られるようになりました。品質やデザイン性もあいまって、愛する人から婚約指輪をもらうならティファニーがいい、というムーブメントにもなりました。
ひとくちに婚約指輪と言っても、さまざまなデザインのものがあります。定番の立て爪一粒石のものから、個性的なものまであり迷ってしまうのではないでしょうか。
次の項目では、おすすめのティファニーのエンゲージメントリングを紹介します。
ティファニーの婚約指輪として、「ルシダ」がおすすめです。
ラテン語で、「宇宙で最も輝く星」という意味の名を持つこのルシダは、V字のアーチがスクエアにカットされた中央の一粒石を支える、シンプルかつ優美なデザインです。
ティファニーセッティングは、いわゆる立て爪のダイヤモンドリングです。一般的に婚約指輪といえばこのデザインをイメージするでしょう。
6本の爪によって一粒石のダイヤモンドが支えられているので、爪が目立ちにくく、ダイヤモンドの真骨頂であるブリリアントカットの美しさが際立つデザインで、シンプルさが魅力です。
ティファニーレガシーは、中央の一粒石のダイヤモンドの周りに、小粒なダイヤを取り囲むように配置した、クラシカルなデザインの婚約指輪です。
クッション・モディファイド・ブリリアント・カットという独特な四角形にカットされたダイヤモンドは、ティファニーらしさが際立つ優雅なデザインです。
ハートシェイプは、婚約指輪にふさわしい愛の証であるハートモチーフのリングです。ティファニーといえば、オープンハートのペンダントトップも有名です。
複雑で精緻なハートカットは、ティファニーの技術の高さをものがたっています。長く愛される美しいハートカットは、エンゲージメントリングにぴったりです。
2012年に、日本人の女性のためにデザインされたのが、ティファニー・ハーモニーです。前の項目で紹介した「セッティング」の6本爪から、爪の本数を4本に減らしたことで、デザインの繊細さを際立たせ、控えめな印象を与えるリングになりました。
メインの一粒石のダイヤモンドに向かって細くなるリング部分は、ウェディングリングとの重ね付けにもぴったりです。まさに「ハーモニー」の名にふさわしい婚約指輪です。
ティファニー・ノヴォは、リングの部分にパヴェと呼ばれる小粒のダイヤモンドを配置したデザインが魅力です。
中央のダイヤモンドのカットは、定番のラウンド・ブリリアント・カットから、四角形のクッションカット、婚約指輪にぴったりなプリンセスカット、長方形のファセット(切子面)が美しいエメラルドカットなど、ノヴォ・シリーズでは多彩なデザインが楽しめます。
ティファニーのスリーストーン・シリーズは、その名の通り3つの石を並べたデザインのリングです。
中央のラウンド・ブリリアント・カットのダイヤモンドを左右から少し控えめな石が支えるデザインです。両サイドの石は、テーパードやペアシェイプなど主石とカットを違えたデザインも魅力的です。
カラーストーンを配したデザインも、ティファニーらしさが光る婚約指輪といえるでしょう。
ティファニー・ソレストは、スペイン語で太陽を表す「ソル」にちなんでその名をつけられたシリーズです。中央のメイン・ジェムストーンの周りをぐるりと囲むパヴェダイヤモンドが、まさに太陽のような輝きを放ちます。
このシリーズは、婚約指輪だけにとどまらず、中央の石も色石(いろいし)を配したり、ピアスやペンダントトップなどもあり、展開が幅広くあります。
ティファニーの婚約指輪は、時代を超えて女性たちに支持されています。もちろん圧倒的な知名度であったり、ウェディング系雑誌で特集が組まれたりすることも理由の一つでもあります。
企業として環境に配慮した理念や、そのほかの支持される魅力と特徴を紹介します。
ダイヤモンドの品質でよく目にするのが「4C」という言葉です。この4Cとは、カット、クラリティ、カラー、カラットの頭文字を取って表します。
中でもティファニーは、自社独自の基準を設け各「C」について厳しく選定しています。
婚約指輪にふさわしい高い品質のダイヤモンドといえるでしょう。
一つひとつのダイヤモンドは、人間の指紋のようにそれぞれ識別可能な特徴を有しています。カラー、クラリティ、カット、カラットから構成される「4C」は、世界的に認められているダイヤモンドの測定基準です。
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婚約指輪やウェディングリングが代表的なイメージのあるティファニーですが、それだけではありません。
エンゲージメントやウェディングには、伝統的であったり保守的なデザインが好まれる傾向にありますが、ティファニーには、オープンハートネックレスやローマ数字が特徴的にデザインされたアトラスリングなど、その時々でファッション界をリードしてきました。
ティファニーでは、ダイヤモンドをはじめ色石の原石や地金の鉱山を自社で直接管理しています。他社の手が入らないことで安全にかつ上質な品質を保ち、お客様へ適正な価格でお届けすることを目指しています。
大切な婚約指輪にふさわしい品質が保たれているといえるでしょう。
価値ある商品の提供はもちろんのこと、購入した店舗以外の全国・全世界のティファニーでアフターケア・サービスを受けることができます。
商品への文字入れや、リングのサイズ直しのサービスは、婚約指輪には嬉しいサービスです。しかし、デザインや素材によってはサイズ直しや文字入れができない商品もあるため、お問い合わせで確認してみましょう。
カジュアルなリングであれば10万円を切るものもありますが、一般的な婚約指輪の場合は、約30万円〜約40万円くらいが相場です。ティファニーなどのブランドでは相場よりも高くなる傾向がありますが、指輪のデザインによって価格は大幅に変わります。
婚約指輪には様々な値段のものがあります。上限はないため、こだわりを持ち、予算が許せば世界に一つのエンゲージメントリングを贈ることも可能です。
女性たちが憧れるティファニーのリングは、品質が確かなこともありますが、そのデザインも魅力の一つです。専属のデザイナーによる先進的なアイデアは、女性に「特別」な心地良さをもたらします。そのため婚約指輪に好まれるといえるでしょう。
また、芸術家やアーティストを迎え、多彩なデザインを提供しているのも魅力の一つです。
ここまで、ティファニーの婚約指輪について詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたか。後悔のないように、さまざまある指輪のデザインの中から、自分が気に入る指輪を見つけましょう。
一生に一度の、いつまでも思い出に残るエンゲージメントリングであれば、品質の確かなものを選ぶことが大切です。