新婚旅行前に妊娠していることがわかったり、あるいは授かり婚をする方も少なくないことでしょう。妊娠はとてもおめでたいことですが、妊娠中に新婚旅行に行っても大丈夫なのだろうか、と不安に感じるはずです。
安定期に入っていて経過が順調で体調に何の問題もなく、なおかつ医師に相談をしてOKがもらえたならば、妊娠中に新婚旅行に行っても問題ありません。ただし、体調に不安材料がある場合はNGです。
体調に問題がなく、なおかつ体に負担がかからない行き先であれば、妊娠中に新婚旅行に行くことは可能です。
しかし、新婚旅行に行くタイミングを間違えてしまうと母体に負担がかかったり予想外のトラブルが起こってしまいかねないので、注意が必要でしょう。
新婚旅行に行くタイミングとしては、安定期が理想的です。妊娠後期に入ると体調に悪影響を及ぼすリスクが高くなるので、旅行は避けたほうがよいと言われています。
定期健診で何の問題もなく、医師から旅行に行ってもよいとお墨付きを得られたのならば妊娠中でも新婚旅行に行けますが、それでもいくつか気をつけたいポイントがあります。
妊娠中は体に負担がかかりやすくなるため、長距離の移動は避けましょう。飛行機に何時間も乗らなければならない海外旅行は控えるべきです。
また、混雑する場所では人にあたって転んでしまう可能性もゼロではないので、人の少ない場所を選びましょう。
「海外でハネムーンを過ごすのが憧れ」という方も少なくないでしょう。ですが、妊娠中に飛行機に乗るのはリスクが高いものですし、万が一体調を崩してしまった場合、海外だと病院で診てもらうのも一苦労です。
そのため、妊娠中に新婚旅行に行くならば国内がよいでしょう。ここからは、新婚旅行におすすめの国内スポットをご紹介していきますので、ぜひ旅行先選びの参考にしてみてください。
国内旅行であっても、長時間移動をしたり、アクティブに動かなければならないスケジュールだと、妊娠中のデリケートな体に負担がかかってしまいます。
妊娠中に新婚旅行に行くならば、ゆっくりと過ごせる国内の温泉地がよいでしょう。体調の良い時に温泉街を少し歩くだけでも観光が楽しめますし、温泉で心をリラックスさせることもできます。
新婚旅行に行くならば、マタニティプランのある温泉旅館を選ぶとよいでしょう。妊婦さんが快適に過ごせるように、抱き枕や妊婦用のパジャマなどのマタニティグッズを用意してくれる温泉旅館もあります。
また、ノンカフェインのお茶を準備してくれたり、万が一体調が悪くなってキャンセルしてもキャンセル料をとらないというところもあるので、せっかくならばマタニティプランが充実している温泉旅館を選びたいものでしょう。
妊娠中であっても、体調に問題がなければ温泉に浸かることができます。ただし、体調の優れない時に「せっかく新婚旅行に来たんだから」と無理をして温泉に入るのはやめましょう。
できるならば、部屋から移動せずに自分のタイミングで好きな時に温泉を楽しめる、室内露天風呂つきの部屋を予約するのがおすすめです。
あるいは、体に負担のかかりにくい足湯を楽しむのもよいでしょう。
ハワイやボラボラ島、タイのプーケットなど海外のリゾート地での新婚旅行に憧れている女性も多いことでしょう。妊娠中に海外旅行に出かけるのはリスクが高いので避けるべきですが、国内でも南国リゾート気分を味わえる場所はたくさんあります。
国内のビーチリゾートならば、妊娠中のデリケートな体でもゆったりとリラックスした時間を過ごせるでしょう。
新婚旅行は国内の高級リゾートホテルで贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
奮発してランクの高いゴージャスな部屋を予約してみましょう。体調が悪くて外に出られなかったとしても、ホテルの室内から美しい海や砂浜を見るだけでも、よい思い出になるはずです。
体調がよいのであれば、ビーチを散策してみるのもよいでしょう。ただし、国内のリゾート地であっても妊婦さんはいくつか気をつけたいポイントがあります。
妊娠中は肌もデリケートに傾きやすいので、紫外線を直接浴びるのは避けましょう。強い日差しを浴びて体調が悪くなってしまうこともあるので、帽子や日傘などを持参したいところです。
また海水に浸かると体が冷えるため、できれば海水浴は避けましょう。
沖縄のような国内のリゾート地に新婚旅行に行く場合、飛行機に乗る必要があります。出産予定が近いなど、特定の条件にあてはまっている妊婦さんは飛行機に搭乗する前に、診断書の提出を求められる場合もあるので、事前に航空会社のホームページなどで確認しておきましょう。
新婚旅行前に、かかりつけの産婦人科医に飛行機の搭乗の可否を相談することも大切です。また、シートベルトをきつく締めすぎないようにしましょう。
国内で新婚旅行に行くならば、テーマパークもおすすめです。休日やお正月・お盆など、長期休暇中のテーマパークは人で混雑するため、できるだけ人の少ないタイミングを狙って新婚旅行のプランを立てることをおすすめします。
新婚旅行でテーマパークに行くと、「たくさんアトラクションに乗って思う存分楽しみたい」と感じることでしょう。
ですが、妊娠していることを忘れてはいけません。自分のペースで無理のない範囲で楽しむこと、少しでも体調に違和感を覚えたならば、遠慮せずにパートナーに伝えて休みを取るようにしてください。
テーマパークによっては、妊娠中の女性がサービスを受けられることもあります。たとえばハーモニーランドでは母子手帳を提示すると、通常は2,800円のチケット料金が1,400円になるという特典が受けられます。
また、東京ディズニーリゾートでは妊婦さんは合流利用サービスなどを受けられるので、事前にホームページなどでチェックしてみましょう。
妊娠中に新婚旅行に行くならば、都内の高級ホテルを選んでみてはどうでしょうか。奮発して、普段は泊まらないようなラグジュアリーホテルに滞在することで、スペシャルな雰囲気を味わえるでしょう。
新婚旅行は一生の思い出に残るものですので、1泊数万円以上もする高級ホテルを選んで、非日常的でラグジュアリーな体験をしてみましょう。
体調が悪くて外を歩き回ることができなかったとしても、高級感あふれるホテルの室内やカフェで過ごすだけでも、楽しい気持ちになれるはずです。
せっかくならば、マタニティプランのあるホテルを選ぶとよいでしょう。妊婦さんでも安心して飲める、ノンカフェインのお茶やハーブティーを用意してくれるホテルも増えてきています。
また、ホテル内のスパやエステで妊婦さんが受けられる施術を受けられるところもあるので、事前にホームページで確認してみてください。
都内のおすすめのラグジュアリーホテルとしては、たとえばウェスティンホテル東京やザ・リッツカールトン東京、帝国ホテルなどが挙げられます。
どのホテルも宿泊料金が高いですが、早めに予約をしたりお得なプランを利用することで、家計に負担をかけずに新婚旅行を楽しめるでしょう。
妊娠中の新婚旅行先を選ぶときは、じゃらんベビーの「赤ちゃん連れ 妊婦さんはじめて旅行ガイド」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
妊娠中でも無理なく旅行を楽しむコツや、おすすめの旅行スポットが紹介されているので、参考になること間違いなしです。
妊娠中の新婚旅行では、必ず母子手帳を持参するようにしましょう。万が一体調が悪くなった時には、母子手帳を持参して病院で診てもらう必要があるからです。
また、体を締め付けないゆったりとした服や、歩きやすいローヒールの靴もスーツケースの中に入れておきましょう。
今回は妊娠中の新婚旅行について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。妊娠中でも、国内ならば新婚旅行を楽しむことは可能です。
ただし、長時間の移動が必要な場所や人で混雑する場所は避け、安心してゆったりと過ごせる場所を選びましょう。